ウィーン散策 Lustiger Spaziergang in Wien

igiea.exblog.jp
ブログトップ
2011年 12月 16日

地味ですが・・・ 美味しいウィーン菓子

Tokyo やParisのお菓子屋さんのショーウィンドーを覗くと、程度の差こそあれ「流行」というものが見てとれます。フォルムやデコレーションの手法etc、使われる素材や型にも流行りがあって、それらを眺めているだけでも楽しく、好奇心が刺激されます。
一方、わが街Wienのお菓子はというと、これが笑ってしまう程に保守的。伝統を重んじる、と言えば聞こえはいいですが、面白みに欠けて地味と言えば確かに・・・。
けれどこれらのお菓子、長きにわたって食べ継がれてきた選りすぐりですから、実力者揃い。どれも安心できる美味しさがあります。
レストランのデザートも、それは同じ。いたって地味〜な顔ぶれですが、この保守的な感じが「ウィーンの味」であり「ウィーンの魅力」であり、「ウィーンの強み」でもあると思うのです。
f0122053_7543387.jpg


聴力が失われたことに絶望したベートーベンが、弟宛に遺書を認めた「ハイリゲンシュタット遺書の家」から歩くこと数分、引っ越し魔でもあった楽聖が第6番交響曲「田園」をかいた時期に住んでいた「プファー広場の家」の隣にあるレストラン、 PFARRWIRT。
秋の終わりに偶然立ち寄ったのですが、周囲の紅葉も美しく、落ち着いた雰囲気がすごく気に入りました。ウィーン風コンソメスープや鹿のラグー(煮込み)といったお料理もさることながら、デザートが美味!
f0122053_7552365.jpg

特にRibiesel(赤スグリ)のソースが添えられたKnödel/クヌーデル(ドライフルーツ入りのお団子菓子)は、人気の一品のようです。
クヌーデル生地そのものはあまり味がないので、ケーキクラムか、スパイスとお砂糖を加えて炒めたパン粉を仕上げにまぶすのですが、この加減が意外と難しいのです。少ないと物足りないし、多過ぎてもパサパサして食べにくいし・・・。
それをここでは、酸味の効いた赤スグリのクリームソースを添えることで、うまく味をまとめていました。次に家で作る時は、真似してみようと思います。

ちなみに、先週遊びに来て下さったRさんからのご質問、答えはこの「クヌーデル」かと。
ウィーンのマルクト&お菓子について、南欧在住の視点で紹介されているのがとても興味深いです。


PFARRWIRT pfarrplatz 5, 1190 Wien
※後で知ったのですが、ウィーンで最も古いレストランの一つ、とのことです。
[PR]

by igiea | 2011-12-16 07:53 | お菓子


<< クリスマス・カラー      カールス教会前、ほのぼのマルク... >>