ウィーン散策 Lustiger Spaziergang in Wien

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2010年 11月 16日

ピエモンテの美味  アルバの普段着食堂

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今回のピエモンテ旅行の印象UPに大きく貢献しているのが、最後の夜に偶然見つけたオステリア。
急に思い立ち、アルバで夕食をとることにしたのですが、
目星をつけておいたお店は全て満席。
仕方なく小雨の降る中を歩き回り、4~5軒断られた後だったでしょうか、
この看板が目に留まったのは。

とりあえず中を覗いてみてびっくり!
地元客と思われる人がたくさん並んで待っている!!(外は雨でしたしね。)
「二人なんですが~」とだめもとで聞いてみると、
少し待てるのならOK、という嬉しい返事。
そう言っている間にも、続々とお客が!狭い店内は人であふれ、すごい熱気です。





ほどなくして1回転めのお客様が食事を終える頃となり、ほぼ総入れ替えの勢いで案内された厨房近くの席。
ワインリストを見せてもらうも、もちろんイタリア語のみ。
しかも料理のメニューはなく、説明を聞いて注文しなければいけないのですが・・。
心配には及びません。
身振り手振りを交えて一所懸命話せば、日本語でも通じます(笑)、たぶん。
理解しよう、という思いがあれば何とかなるものです。
お互いが「心」を開いてさえいれば。

例えばワインも、ハーフボトルで頼んだつもりが、開栓されたフルボトルが運ばれてきたので「違うんですけど・・・。」と言うと、オーナーが出てきて「大丈夫だ。ここから半分飲んでくれ、代金もそうしておくから。」ってな具合。担当のお姉さんも、オーナーも、とにかく気さくで親切で、本当に心温まる対応でした。

周りを見渡すと、多くは普段着の地元客で、その彼らの楽しそうなこと!!
後ろのテーブルは男3名・女3名で盛り上がっていましたが、文字通り腹を抱え、涙を流しながら笑っているんです。
何がそんなに可笑しいのか、聞いてみたかった、ホントに。
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さて、お料理ですが・・・・。
まず前菜の盛り合わせ。 チーズのトリュフがけ、詰め物をしたズッキーニの花のソテー、カルネクルダ(牛生肉をオリーブオイル、レモン汁、塩、胡椒でシンプルに調味した、ピエモンテ風タルタル)等がどんどん運ばれてきます。これだけでも満足なくらい。写真を撮り忘れましたが、カルネクルダが美味しかった。お肉の一番美味しい食べ方だと思います。
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豆とチーズのスープ。
滋味あふれる優しい味で、雨の中を歩き回った体を癒してくれます。
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タヤリンのラグー(ミートソース)あえ。
これがまた、ハーブの風味が効いていて最高に美味しくて・・・。
バターも使っている筈ですが、重くないんです。いくらでも食べられそうな感じ。

仕上げのデザート。
サラサラサラ~と、イタリア語で説明され、???な表情を浮かべる私達に、
「じゃ、少しずつ盛り合わせてくるけど、どう?」と笑顔で答えてくれるお姉さん。
値段も聞かず、そのままお任せしました。
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運ばれてきたのがこちら。少し固めのクレームカラメルに酸味がほどよいリンゴのケーキ。ごくごく普通ですが、普通に美味しくて。
変に凝らなくていい、これでいいのよ!と唸ってしまったドルチェです。

楽しく、美味しいひと時を過ごし、幸せいっぱい気分でお会計。
テーブルではなく、入り口近くのキャッシャーで会計担当のオーナーに支払います。
ワイン(ちゃんとハーフボトル料金になってました!)、ミネラルウォーター、前菜盛り合わせ2人分、スープ、タヤリン、デザート盛り合わせ(これが一皿1.5€、安い!)で合計53€。
サービスもよかったし、少し多めにチップを、と思っている私達をよそに、
オーナー:「50€でいいよ!」
私:「でも、53€でしょ?だったら・・・。」
オーナー:「50€でいいんだよ、50€で。」
差し出していた100€札をサッと受け取り、50€札を返してくれました。
3€って、それなりの額だと思うのですが。

紙のテーブルクロスに、ステンレスの食器、分厚いグラス。
常連客の笑顔でいっぱいの、普段着食堂。
こういうところで美味しいものに出会えれば、好きにもなります、この街を。
加えてあの気さくなサービス。絶対通ちゃうなあ、近所にあったら・・・。
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by igiea | 2010-11-16 19:16 |


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