ウィーン散策 Lustiger Spaziergang in Wien

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2011年 10月 24日

来客ラッシュ!!

さすがは観光都市ウィーン。
この秋、未だかつてないペースで続々と日本からお客様が・・・。

先週はずっとアテンドに追われ、パソコンに向かう余裕がありませんでした。
時差もあるし、直行便利用といっても10時間以上の空の旅の後ですから、「お客様が大変」と思っていましたが、気を使う&頭も使うという面を加味すると、「案内する側も意外と大変」(笑)。

思いも寄らない質問やリクエストが飛び出すおかげで、新しい発見も多々あり、普段よりずっと充実した、密度の濃い日々となります。それはとても楽しいのですが、何しろ来月終わりまでスケジュールびっしり!!なので、自分が体調を崩さないようにしないと、と戒めてます。

さて、私が案内するウィーンですから、主役はもちろん「カフェハウス」。
限られた滞在時間の中、どこに立ち寄るべきかは悩ましいところですが、やっぱりここは外せません。
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「Sperl」の店内の空気には独特の透明感と雰囲気があり、時間もゆっくり流れているように感じます。
ビリヤード台の上に無造作に置かれた新聞を、静かに並べ直すオーナーの様は、まるで無声映画のワンシーンのよう。
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「Sperl」では、典型的ウィーン料理が、比較的手頃なお値段で楽しめます。
季節のメニューに、Eierschwammerl(アンズ茸)入りスクランブルエッグを見つけたので、迷わず注文。キノコの旨味が豊かで何とも美味でした!これでサラダ付き7.6ユーロは、良心的かと。
こちらのキノコ、そろそろ季節も終わり(本来ならとっくに終わっているハズですが、今年は9月半ばまで続いた異常な暑さの影響でしょうか?)なので、心していただきました。
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by igiea | 2011-10-24 17:14 | Wien | Trackback | Comments(6)
2011年 02月 03日

ウィーン 伝統のコーヒーとは?

さすがに、ビリヤード台があるカフェハウスはウィーンでも貴重な存在。
Cafe Sperl (カフェ・シュペール)では、今でもビリヤードに興じる紳士の姿をよく見かけます。
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ところで、記録によるとウィーンで最初のカフェハウスは1683年が創業。
ヨーロッパで最初のカフェは、遡ること1645年にベネチアで開業しており、しばらく時を経てオックスフォード(1650年)、ロンドン(1652年)、デンハーグ(1664年)、マルセイユ(1671年)と続きます。少し意外ですが、ウィーンは最古参という訳ではありません。
同じ豆でも、焙煎の程度や淹れ方をかえることで、全く違う味わいを引き出せるコーヒー。
そこが魅力であり、面白さであり、同時に怖さでもあり‥。
330年近いウィーンカフェハウスの歴史のなか、コーヒーは人々を魅了し続け、それ故に様々な淹れ方・飲まれ方が生まれ、流行してはやがて廃れる、を繰り返してきました。それは今日まで脈々と続いています。
数多あるコーヒーのなか、どれをもって「ウィーンの伝統」と定義するかについては、様々な意見や解釈があって当然でしょう。
ただ歴史を振り返ったとき、19世紀末から20世紀初頭にかけての時期に、ウィーンのカフェハウスがその絶頂を迎えていた、という点に異論を唱える人は皆無だと思います。
常連客として画家、建築家、小説家らが集い、議論を交わし、名実ともに文化の母胎であったカフェハウス。例えば、グスタフ・クリムト、コロ・モーザー、マリア・オルブリッヒらが通い詰め、ウィーンのアール・ヌーヴォー芸術の魁(さきがけ)となる分離派を結成したのが、カフェ・シュペールであったという輝かしい事実。
これらをもって、19世紀末に発明され、カフェハウスが最も輝いていた時代(それは即ちウィーンの黄金時代でもありますが)に好まれていたKarlsbaderkanne(カールスバーダーカネ)のコーヒーこそ、「ウィーンの伝統」と呼ぶにふさわしい、としてもよいのではないでしょうか。
ちなみに現在、ウィーンカフェで主流となっているエスプレッソ(高温・高圧力で短時間に抽出する手法)は1901年にイタリアで生まれ、50年代以降、業務用マシーンの普及とともにウィーンに広まったものです。
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さて、カフェ・シュペールから歩いてすぐのところに分離派会館(セセッシオン)という、一度見たら忘れられない建物があります。前述のマリア・オルブリッヒ設計、玄関上部に「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を(Der Zeit Ihre Kunst,Der Kunst Ihre Freiheit)」というスローガンが刻まれています。かつてアールヌーヴォー芸術の牙城であったこの美術館、現在はクリムトの代表作「ベートーベン・フリーズ」が常設展示されています。

・・・思いのほか、長くなってしまったので、今日はこの辺で。
次回こそ、カールスバーダーカネの仕組みを詳しくお伝えしますね!
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by igiea | 2011-02-03 18:33 | Kaffee・ 珈琲 | Trackback | Comments(4)
2011年 01月 29日

ウィーン 伝統のコーヒー復活

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1月27日のNHK「おはよう日本」にて、ワールドリポート「オーストリア ウィーン伝統のコーヒー復活」が放送されたとのこと。
私の師事するエーデルバウアー教授が、ウィーンカフェの伝統についてお話していたそうで、Cafe Sperl (カフェ シュペール)も取り上げられていたようです。
ご覧になった方、いらっしゃいますか?
実は‥、まだ私、見ておりません。
さっき電話で教授に頼んだので、来月のクラスで見せてもらえるとは思うのですが、やはりちょっと気になります。
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ちなみに、これが伝統的手法として紹介されたいた陶器製フィルター付きのコーヒーポット。
Karlsbaderkanne(カースルバーダーカネ)と呼ばれています。
オーストリアでも知っている人は年々減っており、
これでコーヒーをサービスしてくれるのは、Cafe Sperlと、1区にあるCafe Julius Meinlなど、ほんのわずか。何とも寂しい限りです。
エスプレッソに押されっぱなしのフィルターコーヒーですが、
こうして日本のメディアでも紹介された事ですし、復活して欲しい!
昨年このポットに出会って以来、家ではいつもこれでコーヒーを淹れてます。手間はかかりますが、素晴らしく美味しいのは確か。
この続きは、近いうちにじーっくりお伝えしますね。
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by igiea | 2011-01-29 01:20 | Kaffee・ 珈琲 | Trackback | Comments(8)
2010年 09月 16日

Café Sperl

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ウィーンっ子にお薦めのカフェを尋ねると、必ずと言っていいほどその名が挙がるという、
Café Sperl。
初めて行ったときは、正直それほど強い印象を受けなかった。確かに素敵だけれど、そこまでスペシャルだろうか・・・・?と。
先日近くで所用があり、半ば時間つぶしのためにふらりと立ち寄ったところ、前回とは全く違う空気が流れていることに驚き、すっかり魅了されてしまった。
それにしても、同じ空間でこうも受ける印象が違うのは何故だろう。季節、時間帯・・・・。確かに初夏の午前より、秋の夕暮れが似合うカフェではあるかもしれないが、一番の違いはおそらく、そこにいる人間像だ。お客一人ひとりが、重要な登場人物としてカフェという舞台を演出しているのだ。
今日、この瞬間は唯一無二のもの。今日しか出会うことのない光景が、味わうことのできない雰囲気がそこにある。だからこそ、人は足繁く通ってしまうのだろう、大切なお気に入りのカフェに。

・・と、こんな展開を予想していなかったのでカメラが手元になく、ケータイでの撮影です。あの暗さでも、なんとか大丈夫なんですね。すごいなあ。
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雰囲気に負けないくらい、魅了してくれたのがこのGebackener Topfenkuchen(ベークドチーズケーキ)。口当たり柔らか、少しホロっとした食感、フレッシュチーズの風味がしっかり楽しめる。とにかく、Topfen(トプフェン、オーストリアのフレッシュチーズ)の味がよく生かされていて、最近食べた中では断トツでした。ありそうで、なかなかないものです。チーズの風味がちゃんと生かされているチーズケーキは。


Café Sperl
Gumpendorfer Straße 11
A - 1060 Wien

Telefon/Fax:
0043 - 1 - 586 41 5

後日談・・
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by igiea | 2010-09-16 00:20 | カフェ | Trackback | Comments(2)