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2012年 10月 07日

老舗カフェを貸し切り?

ウィーン市庁舎前にある、1873年創業の老舗カフェハウス、Landmann/ラントマン。
ドイツ語圏一の格式を誇るといわれるブルク劇場や各政党本部の建物にも隣接しているため、芸術家や政治家の利用も多く、ちょっとおハイソな雰囲気。
さすが、「ウィーンでもっともエレガントなカフェ」を謳い文句にしているだけのことはあります。
伝統があって雰囲気もよく、料理も美味しいので、いつ行っても混雑している人気カフェですが、久しぶりに立ち寄ってみると、なんと屋内席はガラガラ!
ようするに、お客は全員こぞってテラス席に集中している訳です。
こんな絶好の日光浴日和に、屋内に留まるなどという愚行は、オーストリア人のDNAが許さないのでしょう、きっと。
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それにしても、まさかこの時間帯に、このカフェで、撮影用に貸し切ったかのような状態の一枚が撮れるとは・・・。
この贅沢な空間をほぼ独占して、ゆーっくりコーヒーを飲むという贅沢。
秋晴れの思わぬ副産物でした。
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by igiea | 2012-10-07 20:33 | Kaffee・ 珈琲 | Trackback | Comments(4)
2011年 03月 09日

コーヒーはトルコから 

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ウィーンにコーヒーが伝えられたのは1683年、ということになっています。ウィーン陥落を目指して攻め込んだオスマントルコ軍は、城壁の外側をとり囲むところまで侵攻し、あと一歩のところまで追いつめながらも最終的には敗北。彼らが急ぎ撤退したそのあとに大量のコーヒー豆が残されていた、と。
実際には、それ以前にも少量が持ち込まれていたのでは?と推測されますが、一定量以上がもたらされたのはこの年、ということでしょう。
トルコから伝わってきたコーヒーですから、当時はトルコ式で飲まれていたと思われます。一度試してみなければ、と「カフェ・ラントマン」へ。
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イブリック、と呼ばれる長い取っ手つきの小鍋に、細かく挽いたコーヒーと砂糖、水を入れて火にかけ、煮立たせます。少し置いてコーヒーの粉が沈殿したところでカップ(こちらは取っ手なし)に注ぎ、上澄み(真っ黒ですけど)をいただきます。
濃厚!ドリップコーヒーにはないコク。独特の臭みもあり、少々粉っぽいのですが、思っていたよりずっと美味しかったといったら、失礼でしょうか(笑)。
フランスの初代首相、敏腕政治家であり外交官でもあったタレーランは「コーヒー、それは悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純で、まるで恋のように甘い。」との言葉を残しています。彼が愛飲していたコーヒーもトルコ式だったのかしら?などと思いつつ。
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よくも悪くも、豆の味がストレートに出てしまうので、ごまかしのきかないトルココーヒー。メニューにこれを置いているということは、豆の品質に自信がある証拠かもしれません。

この後、コーヒーソムリエコースでも習ったのですが、エチオピア産シダモで淹れたトルココーヒーはかなり美味しく、おかわりしたほどです。
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by igiea | 2011-03-09 19:42 | Kaffee・ 珈琲 | Trackback | Comments(8)
2011年 02月 09日

ドリップコーヒーにひかれる理由

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カールスバーダーカネを紹介するにあたり、色々と調べながら改めて実感しました。人により、地域により、時代により・・・、コーヒーというものが本当に様々な飲まれ方をしているということを!
それぞれに個性があり、一長一短あり、優劣を競うものではない、というのは多分タテマエに過ぎず、本音のところでは、各々のコーヒーに対するこだわりというか思い入れは相当深く、そう簡単に譲れるものか!!とお考えなのではないでしょうか(笑)。
自分はどうか?と言いますと、ここにきて、確かにドリップコーヒー(フィルターコーヒー)に対する思い入れは並々ならぬものがあるようで・・・。
でも、こだわる理由はいたって単純。お菓子のパートナーとして、これほど優れた飲み物はなかなかない、と思うからです。ウィーンの誇るザッハトルテも、コーヒーと一緒に味わうことで互いが引き立て合い、より深い美味しさが生まれます。そもそもウィーン菓子は、コーヒーと一緒に楽しむことを前提に作られているようです。酸味の強いフルーツとコーヒーは合わない、と勝手に思い込んでいましたが、実際にはそんなことはなく、懐の深さにますます引き込まれています。
お菓子とコーヒーの組み合わせ、(マリアージュという言葉をここで用いるのが適当かどうかよくわかりません)を自分なりに追求したいという思いがあって、ドリップコーヒーに注目している、という訳です。
カフェ・ラントマンのApfel–Mohn Torte(アプフェル・モーントルテ リンゴとケシの実のケーキ)。名前のとおり、ケシの実のビスキュイとリンゴがたっぷりのお菓子です。カシスジャムの紫が美しく、もっと詩的なネーミングが似合いそうなたたずまい。アーモンドの生地で覆われていて、コーヒーともよく合います。
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by igiea | 2011-02-09 21:10 | Kaffee・ 珈琲 | Trackback | Comments(2)
2010年 10月 17日

リズミカルなウィーン菓子

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ウィーン菓子を観察していると、薄い生地+クリーム+薄い生地・・・・という組立てが多いことに気付きます。

このLandtmann Feine Torte(ラントマントルテ)は全部で12層ですが、これより層の多いお菓子もあるほどです。
見た目の可憐さもさることながら、食べてみると、少し弾力のある薄い生地とクリームを何層も重ねることによって、ちょっとしたリズムが生まれていて、とても心地いいのです。ウィンナー・ワルツの独特のリズムを思わせるというか、そんな印象を与えています。

例えばこのお菓子も、それぞれのパーツを2~3倍の厚さにして、ビスキュイ+プラリネクリーム+オレンジ風味のクリームの3層で組立て、最後に薄く赤い実のグラッサージュ(上がけ)で仕上げたとしたら、また違った味わいになるはず。
同じ生地・クリームを使ったとしても、組立てが違えば味も印象も違ってくるあたり、やっぱり面白いです。

とにもかくにも、そう簡単には譲れない「ウィーン人好み」というものがしっかり存在しているようで。
その味の世界をもっともっと深く覗いていきたいです。
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by igiea | 2010-10-17 22:35 | お菓子 | Trackback | Comments(2)
2010年 10月 06日

栗の美味しい季節 Maronibluete

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ここしばらく曇天が続き、気温が15℃まで上がらない日もあるウィーン。
今日はなぜか、栗のお菓子が猛烈に食べたくなりました。
そんな時は、迷うことなくCafé Landtmann へ。
ここのMaroniblueten、栗好きの方に是非ぜひ召し上がっていただきたい!!
有名店のモンブランに負けないと思います。
チョコレートでコーティングされたワッフルのお花に、マロンムースをたっぷり詰め、そこにラム酒がほのかに香るマロンクリームを重ねてあります。ムースには少し栗のツブツブ感が残っていて、そこが美味しい。真ん中に飾ってあるチェリーもいいアクセントになってます(これは評価が分かれるかもしれませんが)。
問題は・・・・・「とっても大きい」こと(笑)。二人でシェアしてちょうどいいボリュームです、標準的日本人には。
ウィーンで最もエレガントなカフェ、と謳っているCafé Landtmann 。ブルク劇場の向かいにあるので、舞台関係者の利用が多いといわれていますが、市庁舎や政党本部もすぐ近くにあるためか、スーツ姿も目につきます。聞けば昨年、青山に出店したとのことですが、ウィーンでも系列店が増えていて現在6店舗!!近いうちに7店舗目がOpenするそうで、あちこちで同じケーキが楽しめるというのは、嬉しいような、ちょっとつまらないような・・・・、複雑です。

Café Landtmann

Dr. Karl Lueger-Ring 4
A-1010 Wien
Tel.: (01) 24 100-100
Fax.: (01) 24 100-119
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by igiea | 2010-10-06 22:50 | お菓子 | Trackback | Comments(5)