ウィーン散策 Lustiger Spaziergang in Wien

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2013年 04月 29日

Bärlauch 春の訪れを告げる味

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Bärlauch(ベアラオホ)、春の訪れを告げる山菜の代表。
何しろ今年は4月前半まで雪が降るほど寒かったので、例年より少し遅れ気味で旬を迎えてます。

ベアラオホ、直訳すると「クマのネギ」。球根部分をクマが好んで食することから、こう呼ばれるようになったそうです。ニラに似た風味で、日本でいう行者ニンニクに近い野菜だと勝手に思っていましたが、品種としては「ネギ」に属し、チャイブとかアサツキの仲間に分類されるのだそうです。そう言われてみれば、花の形はチャイブに近いですね。
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カフェで食べたベアラオホ料理がなかなか美味しかったので、メインを豚フィレにかえて家でも試してみました。。さっと茹でてミキサーにかけたベアラオホをホワイトソースに混ぜただけですが、色も鮮やかで春らしい一皿のできあがり。ランチにぴったりです。
旬の野菜をたくさん食べると、身体が喜ぶ気がします。
ベアラオホの次はシュパーゲル(ホワイトアスパラガス)とイチゴの季節。
こちらも楽しみです!
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by igiea | 2013-04-29 19:13 | 美味しいもの | Trackback | Comments(10)
2013年 04月 26日

ウィーン カフェの魅力 その4

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何だか手前味噌で恐縮ですが・・・。

ウィーンにて、「カフェハウス文化」なるものに触れて(かぶれて?)以来、
他国に出かけた際には、以前にも増してちょこちょことカフェを覗いて歩くようになりました。
在住者として足繁く通うのと、旅行者として一度訪ねるのとでは、視点も印象も自ずと異なってしまうのは致し方なく、したがって評価も公平性に欠くことは十分承知していますが、
それらの要素を差し引いても、ウィーンのカフェハウスは魅力あるところだなぁ、とあらためて思うのです。

もちろん旧市街のカフェハウスですと、季節や時間帯によっては観光客でいっぱいとなり、ゆっくり寛げない場合もままありますが、東京は言うに及ばす、ロンドンやパリといった大都市の混み具合と比べたら、十分許容範囲内。

・一人でふらりとやって来て、静かにゆっくり過ごす地元のお客さんが絶えないこと。
・ごく普通の、気取らない家庭料理が楽しめること。

特にこの二点を、ウィーンのカフェハウスの特長として再評価している今日この頃です。

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今が旬のベアラオホ(チャイブに似た香草)のソースをたっぷり添えた、仔牛肉のソテー

Cafe Griensteidl
Michaelerplatz 2
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by igiea | 2013-04-26 20:50 | カフェ | Trackback | Comments(16)
2013年 04月 19日

猫頼み

ロンドンの週末、ベルリンへの小旅行、ウィーンで過ごしたイースター・・・。
どれもこれも、ブログでの扱いがあまりに中途半端だったので、
4月に入ったところで心機一転、更新に励む予定でしたが、
かなりひどい風邪にやられまして、あっけなくダウン。
10日近く、ほとんど家から出ずに過ごしておりました。
とにかく頭痛がひどくて、何も考えられない状態が長く続いて参ったのなんの。
珍しく症状が長引いたので、風邪じゃなくてアレルギーを疑ってしまいましたが、聞けば周囲にもダウンしている人が結構いて、悪質なヤツが流行っていたようです。

咳もひどかったので、行くつもりだったコンサートやオペラも全てパス(そりゃそうだ)。
後日、そのうちの一つを絶賛しているレビューを見つけちゃったりして、すごーくすごーく残念。
逃した魚は大きいのであります。

で、しばらく更新を怠ると、何からどうやって手を付ければいいものかと、しばし放心。

困ったときの猫頼み。
とりあえず、愛猫の近況ををアップして弾みをつけることにします。
ブログも含め、いつもの生活ペースを早く取り戻したいです。

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by igiea | 2013-04-19 18:26 | ねこ・猫・neko | Trackback | Comments(8)
2013年 04月 08日

ドボシュトルテが・・・。  

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イースター(復活祭)は、キリスト教にとってクリスマスと同様(いや、地域によってはクリスマス以上に)、とても大切な祝日です。風習の中には待ちに待った春の訪れを祝うという意味合いも含められており、水仙やクロッカスなどこの季節にいち早く咲く花々や、生命力や誕生のシンボルである卵やウサギをかたどったものを飾って過ごします。
このカラフルなチョコレートのイースターエッグは、ブダペストの老舗菓子店、ジェルボーのもの。
1858年創業の歴史あるお店ですが、訪れるたびに何かしら変化していて、それが嬉しいときもあれば、ちょっと残念に感じることも・・・。

例えば扱っているチョコレートの質は、確実にレベルアップしてます。
コーヒー豆もそうですが、カカオ豆の品質はある程度までは価格に比例しているので、どんな品質のチョコレートを材料として使っているかをみれば、その国(地域)のおよその経済レベルが推測できます。4〜5年前にブダペストのとあるレストランでチョコレートのお菓子を頼んだときは、西側諸国のとの差をはっきり感じたものです。
それが一昨年あたりからでしょうか、フランスの有名メーカーのチョコレートを使うお店が目につくようになり、それが主に観光客や一部の富裕層を対象にしているのだとしても、総じて経済が伸びてきているんだな、という印象を受けました。
ジェルボーはその筆頭格。数年前に登場したフランスはヴァローナ社製のチョコレートを使ったケーキは、ウィーンやパリと比べても遜色ない美味しさで、初めて食べたときはちょっとびっくりしたものです。

さて、そのジェルボー、今回1年半ぶりに訪れたのですが、すごーく残念なこともありまして・・・。
お店の看板でもあったはずの伝統菓子、ドボシュトルテがモダンスタイルに変わっていたのです。そう、↓こんな感じに。
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フランツ・ヨーゼフ皇帝(一説によるとエリザベートも)が好きだったというドボシュトルテ。
ハンガリー人シェフ、ヨーゼフ・ドボシュが1887年に生み出したもので、本来は6枚の薄いビスキュイ生地とチョコレートクリームを重ね、表面はキャラメリゼで仕上げたお菓子なのですが、見事に変身しちゃってます。あまりのショックに食べずに帰って来てしまいました。

新しいドボシュトルテ、とっても美味しいのかもしれないし、その誕生は喜ぶべきかもしれませんが、並行して昔ながらのバージョンも残して欲しかった。他のお菓子が美味しいだけに、とっても残念です。
1年半前に訪れたときのドボシュトルテはこんなでした↓。復活してほしい〜!
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by igiea | 2013-04-08 19:50 | お菓子 | Trackback | Comments(10)
2013年 04月 02日

イースター休暇はカフェハウスで

1月は行ってしまい、2月は逃げてしまい、そして3月は去ってしまう・・・・。
誰が言ったか全くその通り。あっという間に4月です。
とはいえ今年は一向に春の気配のないまま、ホワイトクリスマスならぬ、ホワイトイースターとなってしまいました。
何だか呆気なくイースターサンデーは過ぎてしまいましたが、まだ学校はお休み。
子供にあわせて休暇をとる人も多く、
こんな風にカフェハウスでの〜んびりとくつろぐ姿を見かけると、いかにもウィーン!という気がします。
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どうやら3家族くらいの集まりのようで、
大人達がおしゃべりに興じる傍ら、子供達はお絵描きに熱中。
テーブルクロスとして敷かれた大きくて真っ白な紙には、こういう実に有効な活用法がある訳です。
お店側もそれは織り込み済み、サービスとして色鉛筆を用意しているところも結構あります。

さて、こういう場合は何を注文するのかなぁ、と横目で見ていたのですが、
揃いも揃って、全員ウィーナーシュニッツェル(笑)でした。

私は既に軽く食事を済ませていたので、
Schönbrunner Omelett(シェーンブルン風オムレツケーキ)を。
チョコレートソースがとっても美味で、あっという間にペロリ、でした。
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Burggarten(王宮庭園)の敷地内にあるカフェハウス、 Palmenhaus 。
1901年製ユーゲント・シュティール様式の大温室の一部を改装したもので、光が降り注ぐ空間でのティータイムは至福。食事メニューも充実してます。
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by igiea | 2013-04-02 22:16 | カフェ | Trackback | Comments(2)
2013年 04月 01日

ベルリン雑感 ④

私が暮らしていた、90年代半ばのベルリンといえば・・・。

ドイツ統一から数年、ちょうど首都をボンから移す決定がなされた時期。再生に向けて動き始めたベルリンという街で暮らすこと自体がちょっとした冒険のようだった。

東西に分断されていた道路や地下鉄の復元、新しい国会議事堂や鉄道の中央駅の建設、ベルリン全体が欧州最大の工事現場と揶揄されたていたがまさにその通りで、アウトバーンなど旧東時代にメンテナンスが不十分だったインフラの再整備も含め、至る所で工事、工事、工事!

社会のソフト面でも色々な変化があり、例えば公共交通機関の料金に、旧東ドイツ市民用の割引カテゴリーがあったのだが、そういったシステムはやがて消えた。

目に見えて変化するものがある一方で、蓋を開けてみたら存外に大きかったというのが率直なところの、東と西の間に横たわる溝の問題、特に東西両市民の心理的距離が容易には縮まらないことに、人々が当惑し始めた時期でもあった。
ある日、主人(※日本人です)が東ドイツ出身の同僚と一緒に昼食をとっていると、「彼ら(旧西出身のドイツ人同僚のこと)は、我々と一緒に食事をしてくれないんだ・・・。」とさめざめと泣かれたという話を聞いたときのやるせなさは、今でもよく覚えている。

わずか2年ほどの滞在で経験できたことなど限られているのだが、あの時期に受けた影響は意外と大きかったのだな、と今になって思ったりする次第。
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ところで、最近のガイドブックでは旧東のプレンツラウアー・ベルク地区が、若者にも人気のおしゃれスポットと紹介されているので、はてさてどんなものかと出かけてみて、シンプルに驚いた。
雰囲気抜群のカフェや雑貨・食材店が点在していて、以前は取り立てて話題に上ることもない地区だったのになぁ、とその変貌ぶりにただ隔世の感あるのみ。

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「Goldhahn und Sampson」
ワインと世界各国の食材、料理本がこんな風に揃っていて、カフェも併設。
写真にはありませんが、奥にはキッチンスタジオがあって、料理教室も開催とは、まさに理想的な空間。
こんなお店に、ここで出逢えるなんて・・・。
繰り返しますが、隔世の感あるのみ。
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by igiea | 2013-04-01 16:25 | | Trackback | Comments(10)