ウィーン散策 Lustiger Spaziergang in Wien

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2012年 09月 27日

今夏の思い出 サマープディング 

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この夏、旅先で出会ってとにかく感激した、サマープディング。
以前からその存在は知っていたけれど、何故か自分で作ったことはなかった。
簡単にできるイギリス家庭菓子の代表選手、材料も特別なものが必要な訳でもないのに。
ようは、シンプルすぎて少し軽んじていたのかもしれない。

3週間程前になりますが、美味しそうなベリーを市場で見つけたので、試作も兼ねて軽い気持ちで作ってみたところ、予想以上に美味しく出来たので、ここにメモとして残しておきます。

今回のレシピです
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by igiea | 2012-09-27 18:06 | お菓子 | Trackback | Comments(10)
2012年 09月 26日

ライブの醍醐味

23日のウィーンフィル定期公演、ダニエル・ガッティ指揮ブラームス交響曲1番&3番があまりによかったので、それに続く25日の公演、ガッティ指揮ブラームス交響曲2番&4番にも駆け込みで行ってきました。ブラームスの全交響曲をまとめて聴ける貴重なチャンス、逃さずによかった・・。

入手困難なことで名高いウィーンフィルのチケットですが、Komissionkarte(キャンセルチケット)が販売されることもありますし、Stehplatz(立ち見席)という有り難いシステムもあるので、「とにかく聴きたい!」のであれば、意外と何とかなるようになってます。
しかも立ち見席は5€。少々疲れるとはいえ「聴く」には十分なので、最近は専ら立ち見席です。5€であれだけの演奏が聴けちゃうなんて、それこそウィーンならではの贅沢、ならではの楽しみ方、という見方もできなくはない。(ま、王道ではありませんが。)
スコアブック片手に聴いている人の姿を多く見かけるのも、立ち見席ならでは。
昨晩も、隣の方がこんなに年季の入ったスコアブックを持ち込んでいました。
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ところで、昨晩のコンサートではちょっとしたハプニングがありまして。

演奏が始まり、第2番交響曲第一楽章が終わったところで、指揮者(ダニエル・ガッティ)が突然ハンカチで鼻下あたりをおさえたかと思うと、何とそのまま退場してしまったのです!!

しばらく待っても出てこないので、オケ代表が状況確認のため追って退場。
何が何やらさっぱり分かりませんが、指揮者の体調がのっぴきならない状態であることは間違いありません。大事に至らないことを祈りつつ、
「もしかして、今晩のコンサートはこれでおひらき?」とか、
「代理の指揮者が振って続ける、とかもアリ?」とか
「いっそこのまま指揮者なしで演奏しちゃうとか?このオケだったらなんとかなるんじゃ?(そんな事は絶対にあり得ませんが、そう思わせてしまうあたりがウィーンフィル)」とか、
まあ色々頭をよぎりました。

待つ事さらに数分、両手を軽く合わせ、「すいません」というジェスチャーをしながらガッティが再登場、拍手で迎えられて無事演奏が再開されましたが・・・。
指揮する姿が何となく辛そうに見えて仕方がない。
「大丈夫?」「途中で倒れたりしないよね?」「無理しないで〜。」
と、ハラハラドキドキの展開となりました。
その後、休憩を挟んで第4番交響曲の演奏が無事に終わったときの、何ともいえない安堵感(笑)。
最終楽章がやたらめったら長く感じられ、妙にスリリングだったのは、単に気のせいか?

生身の人間が演奏している以上、何が起きるか分からない!を実感。何とも印象に残る夜でした。
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by igiea | 2012-09-26 23:18 | Wien | Trackback | Comments(2)
2012年 09月 25日

香箱を組む、またの名を・・・

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こんな風に猫がコンパクトに座っている様を、日本語では箱(貴重品である香をしまうための小箱)に見立てて「香箱座り」とか」「香箱を組む」と言います。一方英語では、これをパンに見立てて「Catloaf」と言うのだそうで、語感から連想されるのはホカホカ美味しそうなイメージ。
ドイツ語にも、これに該当する表現があるのかどうか・・・。うーん、どうなんでしょう??

ところで、猫がこういう座り方をするか否かは、結構個体差があるようですが、ウチのは割と頻繁にこの姿でまどろんでます。で、ここから私が連想してしまうのが「ホワイトベース」、通称「木馬」ってヤツです。
この発想はオリジナルではなく、以前ネットかどこかで見かけたものなのですが、その表現がいつの間にか刷り込まれていたようでして。まあ、とてつもなく弱そうで、完全に名前負けしてるんですけれど。

どう見ても戦闘には適しませんが、モデルとしての潜在能力はそこそこあります。
ヒトに対する警戒心がほぼゼロのため、初対面の人に対しても全く動じません。
我が家にいらしたお客様から「こんなに上手く猫の写真が撮れたの、初めて〜」という感激のお言葉を、今までに何度頂戴した事か・・・。

もっとも、モデルデビューするには少しダイエットが必要か?(苦笑)。
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by igiea | 2012-09-25 22:18 | ねこ・猫・neko | Trackback | Comments(6)
2012年 09月 23日

Kahlenberg/カーレンベルクの丘からウィーンを一望

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爽やかな秋空に誘われ、ウィーンの北西に位置するカーレンベルクの丘へ。
地下鉄4号線(U4)ハイリゲンシュタット駅から38Aのバスに乗り、終点がカーレンベルク展望台。旧市街からだと所要45分ほどだが、好天の日なら足を伸ばす価値は十分にあると思われる、市街を一望するのに絶好のスポットなのだが、ここは単に眺めがいいだけでなく、ウィーン、いやキリスト教世界にとって記念すべき場所でもある。

1683年、オスマントルコ軍に包囲され陥落の危機に直面していたウィーンを救うべく、オーストリア・ドイツ・ポーランド諸侯によるキリスト教連合軍がこの地に集結し、この丘の礼拝堂でミサにあずかった後、一気にトルコ軍に攻め入りその撃退に成功したからだ。
記録によると、侵攻したのは9月12日。
その日は、今日のような好天に恵まれていたのだろうか。
もしそうだとするならば、この眺めが諸侯連合軍の兵士たちに「よし、やってやる。」という熱い思い、精神的高揚をもたらしたであろうことは想像に難くない。
眼前に広がる丘を、一気呵成に駆け下りていく勇敢な様子が目に浮かぶようだ。
わずか数時間のうちに雌雄は決し、数の上では優位だったトルコ軍の惨憺たる敗北であっけなく戦いの幕は閉じたと伝えられている。

連合軍がこの丘に集結するにあたり、果たして指揮官にどんな意図があったのか?
今となっては知る由もないが、名将とは、即ち全軍の士気を高め、明るく率いていける人物のことであり、この歴史に残る戦いの指揮をとった人物は、間違いなく「名将」だったのだろうな・・・そんな考えが、この眺めを眼前にするとごく自然に脳裏をよぎった。

ちなみに、この時オスマントルコ軍が陣中に残していった大量のコーヒー豆によって、広くウィーン市民にコーヒーを飲む習慣がもたらされたので、コーヒーがウィーンに伝来したのは1683年、ということになっております。

展望台にはレストランもあり、テラス席からこの景色とともに食事が楽しめます。
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by igiea | 2012-09-23 08:08 | Wien | Trackback | Comments(6)
2012年 09月 06日

モーツァルトクーゲル 目下のお気に入り

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オーストリア土産の定番、モーツアルトクーゲル。
オリジナルは別枠として、
今回食べ比べた中で気に入ったものを一つ挙げるとすれば、
それは「Julius Meinl/ユリウス・マインル」です。

ヘーゼルナッツとミルクチョコレート入りプラリネの美味しさによるところ、大。
ただ残念なことに、原材料をよーく見てみても、「ピスタチオ」の記載がない・・。
モーツァルトクーゲルたるもの、本来なら「ピスタチオ」に重点を置くべきかもしれませんが、実際コレが一番自分の口にあってしまったのだから、仕方ない。そこはあまり深く考えないことにします。

グラーベン通りのユリウス・マインルにて、1個(€1.2)から買えます。
小箱入りだと€1.8。
袋入り、大箱入りもあります。

大手メーカーのものは日本国内でも入手可能だったりしますが、これはまだウィーンならではの筈ですので、そういった意味でもオススメです。

※マジパン入りのお菓子については、結構意見が分かれるので、この秋〜冬にかけて我が家にいらっしゃるお客様に、幅広く感想を聞いてみようと思ってます。ふふ。
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by igiea | 2012-09-06 21:07 | お菓子 | Trackback | Comments(8)
2012年 09月 05日

モーツァルトクーゲル オリジナルは別枠 

オーストリア土産の定番、モーツァルトクーゲル。
今回は7種類を比べてみた訳ですが、やはり元祖(オリジナル)には敬意を払いたく、別枠扱いとします。シルバー&ブルーの包み紙が上品な雰囲気のFürst社製は、ザルツブルク市内の直営店舗でしか売られていないので、行かれる機会がありましたら、ぜひお試しを!
それにしても、これだけの有名商品がウィーン市内で扱われていないというのは、日本人的感覚からすると信じ難いというか、あり得ない気がしますが、オーストリア人的感覚だとそれが普通というか、そりゃそうでしょう、どこでも買えたらつまらないし、そんな必要性もないし、ということのようです。
※ただし、ヨーロッパ内であればオンラインショップで購入可能、配送してもらえます。

チョコレートを練り込んだヌガー(ナッツとカラメルをすり潰してペースト状にしたもの、仏語ではプラリネ)がたっぷりなので、コーヒーとよく合うのは言うまでもありませんが、抹茶と合わせてもなかなかイケます。そもそもピスタチオと抹茶は相性がいいので、ある意味手堅い組み合わせか?
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ウィーンのカフェやお菓子屋さんで、しばしば「モーツアァルト」と名のつくコーヒーやトルテをみかけますが、(ちなみに同じ音楽界の巨匠でも、ベートーヴェンやブラームス、マーラー等の名前が冠されたお菓子には未だ出会えず・・・です)ピスタチオを使っているものが目立ちます。少し調べてみたのですが、モーツァルトがピスタチオを好んだとか、具体的なエピソートがある訳ではないようなので、モーツァルトクーゲルがピスタチオ味であることから、自然と人々の間に「モーツァルト=ピスタチオ」の図式が出来上がっていったのではと推測しています。
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楽友協会ホールでのコンサート後に立ち寄るのにぴったり、
Cafe Schwarzenbergのモーツァルトコーヒー&モーツァルトトルテ。
どちらもしっかりピスタチオが使われてます。
特にトルテはあまりに鮮やかなグリーンで一瞬ためらいましたが、美味しかったです♪
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by igiea | 2012-09-05 18:20 | お菓子 | Trackback | Comments(4)
2012年 09月 03日

お土産の定番 モーツァルトクーゲル

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オーストリア土産の定番、モーツァルトクーゲル/Mozartkugel(Kugelは玉、球体の意)。
モーツァルト生誕の地ザルツブルクの菓子職人、パウル・フュルストが1890年に考案したお菓子で、ピスタチオ入りのマジパンをヌガー(カラメルにローストしたナッツ類を加えてペースト状にしたもの、さらにチョコレートを加える場合もあり)で包み、表面をチョコレートでコーティングしてあります。1905年のパリ万博で金賞を受賞したことをきっかけに広く知られるようになりますが、フュルスト社は製法についても、名前についても特許を申請しなかったため、同名のよく似たお菓子が様々なメーカーから続々と発売され、今日に至っているという次第。
これでもまだ一部ですが、とりあえず食べ比べてみました。

① 写真の中心にあるのが、Mirabell社 Echte Salzburger Mozartkugeln。
業界最大手でお土産物屋さんはもちろん、スーパー等でも売られています。
  ピスタチオ入りマジパン、チョコ入りヌガー、ヌガー、チョコレート、の4層。
  マイルドで食べやすく、万人向けという感じ。

② 一番上、横顔の肖像画が描かれたパッケージは、ドイツのReber社 
  Die Echten Reber Mozart-kugeln 。
  ヘーゼルナッツのヌガーを包むマジパンが、下半分はピスタチオ入りで上半分はアーモンドのみになってます。
  マジパン好きにはこれがイチオシ!でしょう。

以下時計回りに・・・
③  チョコウェハースで有名なウィーンの大手菓子メーカーManner社の
   Austria Mozart Kugeln 。
ヌガーをアーモンのドマジパンで包み、チョコレートでコーティング。
  スーパーでも売られていて、手頃な価格が嬉しい。
  場合によっては、マジパンの香料が若干気になるかも。

④ 青いパッケージが印象的なのは、ハプスブルク家御用達の老舗菓子店、
  Gerstner/ゲルストナー製 Mozartkugel。
  ヌガーを包んでいるピスタチオ入りマジパンのボリュームが、とにかくすごい!
  少々甘めですが、高級感漂ってます。

⑤ ピンクのパッケージは、ウィーンを代表する高級食材店
  Julius Meinl/ユリウス・マインルの Mozartkugel。
  ミルキーなヌガーはかすかに塩味が効いていて、少し前に流行った塩キャラメル風。
  しっとりしたオマジパンも美味です。

⑥ シルバー&ブルーのパッケージ、
元祖Fürst/フュルストのOriginal Salzburger Mozart Kugel。
  ピスタチオのマジパンを包むチョコレートたっぷりのヌガー、コクがあります。
  真ん中に空いている穴は、チョコレートをコーティングする際に串を刺した跡、手作りの証です。ゲルストナーに次ぐ大きさで、満足度高し。

⑦ ウィーンの大手菓子メーカー、Heindl社製 Mozart Kugeln
  ヘーゼルナッツのヌガーの上にアーモンドマジパンをのせ、チョコレートでコーティング。
  他と比べて構成も味もシンプル。

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こうしてあらためて断面を見比べると、それぞれの違いがよくわかりますね。
さて、この中からオススメをあげるとしたら・・・?
次回に続きます(笑)。

この時期に、ちょこちょこ調べて、写真を撮って、まとめていると・・・、
夏休みの自由研究を思い出します。
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by igiea | 2012-09-03 03:42 | お菓子 | Trackback | Comments(4)