ウィーン散策 Lustiger Spaziergang in Wien

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2010年 12月 31日

Prosit! よいお年を。

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2010年、食べ納めのお菓子はデメルのミニザッハトルテ。
大晦日用として、四葉のクローバー&キノコでデコレーションしたものが売られていました。
キノコはどんどん増えるので、その繁殖力から縁起がいいとされているようです。
そういえば、ビュッシュ・ド・ノエルもマッシュルームで飾られていますよね、伝統的なものは。

何だかんだいって、今年一番足を運んだのがDemel。
場所がいいこともあり、季節ごとに商品が変わるのを見ているだけでも楽しくて、買うアテがなくてもフラッと立ち寄っていました。

ガイドブックにも必ず載っている超有名店ですが、場合によっては「商品少なっ!」という時も。
お目当ての菓子が売られていないこともままあるのですが、それは回転のいい証と前向きに受け止めています。
手作りかつベストの状態の商品を扱うことと、欠品させないことは簡単に両立しない、と店側が態度ではっきり示し、それが受け入れられる土壌があってのことだからです。

日本だったら、在庫管理をもっと徹底し、売り切れそうになったらサービス残業でも何でもして対応するのかもしれませんけれど、ここでそれを望んでも、たぶん無理。
「お客様は神様」カルチャーの日本からヨーロッパにくると、接客態度なども含めあまりの違いに面食らいますが、わき起こる憤怒をこらえてその背景を観察してみると、なかなか面白く、合点がいくこともあります。

と、こんな心境に達するまでには、随分色々ありました。
ベルリンのあの店、パリのあの駅員、ルーマニアのあのホテル、あのタクシー野郎!と思い返せば数限りなく。
年を重ねるというか、経験を積むことによって、鍛えられるものですね。
ヨーロッパでの生活も通算10年。今はただ、無事に年の瀬を迎えられることに感謝です。

どうかよいお年を!
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by igiea | 2010-12-31 22:18 | 挨拶 | Trackback | Comments(0)
2010年 12月 28日

「きよしこの夜」の生まれた村で

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ザルツブルクの北、20kmほどのところにあるOberndorf。
ドイツ国境にほど近い小さな村の礼拝堂が、12月24日の夜は人で溢れます。
というのも・・・。

現在、300以上の言語(方言も含)に訳され愛唱されている「きよしこの夜」は、200年ほど前にこの村で誕生した歌だから。
当時、ナポレオン戦争による混乱で村を支えていた塩運搬業が打撃を受けたことに加え、冷夏による不作が続き、Oberndorfは深刻な経済状況に追い込まれていました。
そんな折、クリスマスを前に教会のオルガンが壊れてしまうのですが、なおすお金もありません。苦しい時だからこそ村人を失望させてはならない、と考えたモール神父は、急ぎ自ら詩を書き、音楽教師グルーバーに曲をつけてくれるよう頼みます。
こうして1818年のクリスマスに、グルーバー自身によるギター伴奏で歌われたのが、「Stille Nacht (きよしこの夜)」なのです。
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後に、教会は近くを流れるザルツァッハ川の洪水で被災してしまい、その跡に記念の礼拝堂が建てられました。そこで毎年、クリスマスイブに記念のミサが厳かに執り行われています。オリジナルにしたがい、静かなギター伴奏とともに歌われる「きよしこの夜」。
日常生活の諸々から少し離れ、心静かに過ごす夜。「在る」ことに感謝し、来る年が幸多きことを祈る夜。1818年、ここに集った人々と同じように‥。
キリスト教徒ではない私ですが、静かな感謝に心が満たされた夜でした。
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by igiea | 2010-12-28 04:31 | Weihnachten クリスマス | Trackback | Comments(2)
2010年 12月 24日

Happy Chirstmas!

急に思い立ち、ザルツブルクに来ています。
市内のマルクトの中には、一部片付け始めているところもありましたが、大聖堂前はまだまだ賑わっていました。
雨&雪が多い(今日もあいにくのお天気)ザルツブルクですが、この街に来ると独特の明るさを感じます。
天を近くに感じるというか、そんな印象。
大聖堂の上に広がる夜空の青さに魅せられて・・・。
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クリスマス、といっても日本ではしょせん平日。
年末を控えてひたすら仕事に追われていた時でも、クリスマスソングを耳にすると不思議とワクワクしたり、敬虔な気持ちになったりしたものです。
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もう随分長いこと、日本で12月を過ごしていません。
「雨は夜更け過ぎに〜♪」とか、今でも流れてる?などど、ふと思ったりして。
 Happy Christmas !
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by igiea | 2010-12-24 19:07 | Weihnachten クリスマス | Trackback | Comments(10)
2010年 12月 22日

Gasseの街 ウィーン

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ドイツでごく一般に、道の名称として使われているのは「通り」を意味するStrasse(シュトラーセ)という言葉。
Gasse(ガッセ)というのは「路地・小径」のことを指し、かなり細い道や裏道などに使われている程度で、あまり見かけない。
ところがオーストリア、特にウィーンは、圧倒的にGasseと名付けられた道が多い。実際に街の造りからして路地や細い道がかなりを占めているのだから、当然と言えばそうかもしれない。結構広い通りなのにGasseと呼ばれている道も、かつては細い小径であったということなら納得がいく。
とにかくStrasseは広い通りに限られ、ざっと地図を見てみても全体の2割程度。
ウィーンはGasseの街なのだ。
そしてその名にふさわしく、ここでは路地・小径を散策するのが楽しい。
気の向くままに歩をすすめ、ふと振り返った時、計らずも印象的な横顔に出会える、そんな街。
華やかな目抜き通りもいいけれど、その裏にのびるGasseに心惹かれるのは、私だけではないだろう。イルミネーションも、このくらいがちょうどいい。
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by igiea | 2010-12-22 21:10 | Wien | Trackback | Comments(0)
2010年 12月 20日

正しいグリューワインの作り方

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何気なくテレビを見ていたら、「スターシェフによる正しいグリューワインの作り方」なるものが紹介されておりました。
シェフの説明に入る前に、視聴者代表が自己流の作り方を披露していたのですが、それが「どこかで盗み見されていた?!」と思うほど、普段私がやっているのと同じで笑ってしまいました。まあ、素人のやることは大概にして似たようなものだってことですかね。

More・・・ 作り方はこちら
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by igiea | 2010-12-20 21:12 | Weihnachten クリスマス | Trackback | Comments(4)
2010年 12月 19日

オーバーラーのシュトレン

早いもので、今日は第4アドベント(アドベント期間中、4回目の日曜日)。
クランツに飾られた4本目のキャンドルにも火を灯し、シュトレンをいただきながらゆっくり過ごします。
12月はどこにお呼ばれしても、出てくるのはシュトレン。
招く側からすると、「お茶菓子を何にしようか考えなくてもいいから、意外と楽。」なのだそうです。この時期は。
デメルを皮切りに、あちこちのシュトレンをいただきましたが、もう一度食べたいなあと思うのがOberlaa(オーバーラー)のオレンジ風味のシュトレン。
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しっかり焼いてあるので表面が少しカリッとしていて、発酵生地のうまみが引き立ちます。中に仕込まれているマジパンも、ほのかにオレンジ風味でとっても美味しい。これなら、マジパンが苦手な方でも大丈夫じゃないかと思うのですが。
いかにもシュトレン!という素朴な形もいいですね〜。
ポイントは、ヘーゼルナッツが入っていること。香ばしさがたまりません。
販売はホールのみですが、店内のカフェでなら、オレンジ風味のPunschと一緒に楽しめます。
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Punsch(プンシュ)はグリューワインと並んでマルクトでも人気の飲み物。ジュースにアルコール(ワインやラム酒、リキュールなど)、スパイスやフルーツを加えたもので、温めて飲みます。
フルーツポンチのポンチと語源は同じ。ポン酢もここから派生した言葉だという説があるそうです。
オーバーラーのプンシュは、とにかくオレンジの香りが鮮烈。ちょっと苦みが気になりましたが、シュトレンにはぴったりでした。
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by igiea | 2010-12-19 21:21 | Weihnachten クリスマス | Trackback | Comments(0)
2010年 12月 17日

デメルのクリスマスクグロフ

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ドイツやオーストリアの人たちが、一番クリスマスらしさを感じるものは「香り」ではないかと。
グリューワインやレープクーヘン、シュトレンなどにふんだんに使われている、アニス、シナモン、クローブ、ジンジャーなどのスパイスと柑橘類の香りです。
アドベントには、家庭でもクリスマスのお菓子を焼くので、家中がスパイスの香りでいっぱいになります。寒い外から家に帰りつき、ドアを開けた瞬間に漂ってくるこの香りが、子供時代のクリスマスのよき思い出だと、本当に懐かしそうに友人が語ってくれたことが、すごく印象に残っています。
この時期、お菓子にお茶、アロマキャンドルにバスジェル等など、ここまでやるか?!くらいの勢いで、クリスマスの香り商品が並びます。日本人的には(いや、日本人でなくとも)微妙なものも結構あるのですが、それもご愛嬌。季節ものということもあって、ついつい手が伸びます。
そんなノリで試してみた、デメルのクリスマスクグロフ。ココア入りの生地にスパイスを効かせ、ミルクチョコレートでコーティングしてあります。デコレーションも、デメルっぽいキュートさ。半分はお裾分けしたのですが、とっても美味しいと喜んで頂けたので、スパイスにあまり慣れていない方にも合う仕上がりかと。
クリスマススパイスとミルクチョコレートって、相性いいんですねー。この組み合わせで、他のお菓子も色々展開できそうです。
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by igiea | 2010-12-17 22:55 | お菓子 | Trackback | Comments(4)
2010年 12月 17日

相性良すぎて

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ここ数日、基本的に気温はずっと氷点下。
つららが実によく似合う、そんな寒さです。
よって、家の暖房はフル稼働。すると、思わぬ弊害が・・・。
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本日の諺(ことわざ) 「猫に床暖房」 
    相性が良すぎるあまり、かえって好ましくない状態に陥ること。

これでも一応、メスでございます。
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by igiea | 2010-12-17 06:26 | ねこ・猫・neko | Trackback | Comments(4)
2010年 12月 14日

ハンガリー風ワッフル? バームクーヘン?

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ブダペストのヴルシマルティ広場(Vorosmarty ter)で開催中のクリスマス市。 
英国Sunday Sun紙にて、「欧州で最も美しいクリスマス市」として紹介されたこともあるそうです。
その中で、ひときわ賑わっていたのが、クルトシュというハンガリー菓子の屋台。
近づくと、炭火がパチパチと勢いよくはじける音と、お砂糖が焦げる甘い香りがしてきて、それだけでワクワク!
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この筒状のお菓子は、細長いパン生地を木の棒にらせん状に巻き付け、クルクル回しながら焼いたもの。仕上げに砂糖をまぶして軽く焦げ目をつけ、さらにお好みでシナモンシュガーやナッツパウダーをまぶしてくれます。東欧ではかなりの人気者で、ルーマニアの観光地にもよく屋台が出ていたものです。
外側がカリッと香ばしく内側はふっくら、という食感&独特の甘い香りは、一昔前に流行ったベルギーワッフルと少し似ているような・・?発酵生地ですし。
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クルトシュは食べ方も楽しい。こうやってつなぎ目のところをほどくように、クルクルと裂いていき、好きな大きさにちぎってお口へ。焼きたてアツアツを頬張ると、たまりません!
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実はウィーンのマルクト(クリスマス市)でも、「ハンガリー風バームクーヘン」という名前で売られているのですが、電気オーブンで焼いた小ぶりのもので、ちょっと大人しい印象です。
大きさはともかく、やっぱり炭火焼きがいいですねー。
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by igiea | 2010-12-14 07:21 | お菓子 | Trackback | Comments(8)
2010年 12月 13日

郷愁のロールキャベツ

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全く知らなかったのですが、ハンガリー政府観光局のサイトによると、ブダペストのマルクトはヨーロッパの新聞や雑誌でも、かなり高い評価を得ているようです。
実際に訪れてみて、納得。
特に、東欧ならではのお料理が大鍋でズラリと並ぶ様はお見事!
ドイツ語圏とはまた違った雰囲気で、とても新鮮でした。
今年で12年目ということで歴史は浅いのですが、その分、お店の造りや演出が工夫されている印象を受けました。
グリューワインも大きな焼き物の瓶に入っていたりして、雰囲気あります。
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ソーセージや肉のグリル、煮込み料理等々どれもそそられましたが、やっぱりこれ、東欧風ロールキャベツ。
実はこの屋台を見つけた瞬間、「タッパーがあったら持ち帰るのに!」と思ったほど特別な存在。
というのも、以前住んでいたルーマニアの国民食がこれなのです。
サルマーレといって、クリスマスには必ず食べます(というか、一年中食べてるんですが‥)。
ルーマニア風は、普通のキャベツではなくザワークラウトを使うことと、具の中にお米が入っているのが特徴。それをトマトソースで煮込みます。
こちらにはハンガリー名物パプリカが加えられていましたが、あとはほぼ同じ。
少し酸味があるところに、さらにサワークリームを添えて食べます。
これぞまさしく東欧郷愁の味。懐かしい〜。
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あっという間に日は暮れて‥。マルクト巡り、時間がいくらあっても足りません。
胃袋も一つじゃ足りません!!
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by igiea | 2010-12-13 09:25 | | Trackback | Comments(4)