ウィーン散策 Lustiger Spaziergang in Wien

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カテゴリ:旅( 88 )


2016年 08月 22日

旅せよ乙女

リオ五輪が閉会し、祭りの後の寂しさといいますか、
ああ、2016の夏も終わるなぁ、と。

残りの人生で、あと何回オリンピックを観るのかと考えた時、
結構切実といいますか、そういう問いに対して身が引き締まる年頃になってきたなと思います。

この夏は、7月末にフィンランドとエストニアを旅してきました。
フィンランドの首都ヘルシンキから、エストニアの首都タリンまで、高速フェリーでわずか2時間半。
気軽に日帰りできる位置関係です。
EU加盟国同士なのでパスポートコントロール等が一切ないばかりか、双方通貨もユーロなので両替の必要もなく。。。。。。
事前に調べてわかってはいましたが、実際あまりに簡単に国境を越えてしまって、かなりのカルチャーショックでした。
だって、エストニアですよ?
もしこれが旧ソ連時代だったら、どれほど大変だったことか!!
それをこんなにあっけなく。。。。。
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高台から街全体を眺めれば、その趣はドイツやチェコによく似ていて、なるほど確かにこの国は欧州だなと納得します。

タリンの旧市街を散策中、雑貨屋さんの窓辺に飾られていた言葉を見て、ニンマリ。
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よく飲め、
そして旅せよ。


どうせなら、EU加盟国を全部訪ねてみようか(数えてみると28カ国中、未踏は5カ国)、
いやその前に、47都道府県全踏破を目指すが先か?
とか、考えています。




旅をするなら、私も一緒に♫  by Michan
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猫あるある  荷造りをしていると、うまいこと入ってきませんか?
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by igiea | 2016-08-22 15:09 | | Trackback | Comments(3)
2016年 08月 20日

4年前、4年後。

                              バルト海の朝     ヘルシンキからタリンへ向かうフェリーにて
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4年前はまだウィーンに住んでいて、オリンピック開幕直前のロンドンを訪ねていた。
聖火リレーに手を振り、街中ユニオンジャックがはためいていて・・・・。
いやはや、まさかその4年後にイギリスがEU離脱を決定するだなんて、
あの時は夢にも思っていなかった。(それは私だけじゃないだろうけど。)

4年後は言わずもがな、東京オリンピック。
果たしてその頃、自分は世界のどこにいるのやら。
いやいや、自分のことなぞはさておき、世の中どうなっているのだろう。
ここ数年の世界の動きからして、何が起こっていてもおかしくないという、
今まで感じたことのない、漠とした感情を抱きながらリオ・オリンピックを観ていた。

そして今朝の中継。
楽しみにしていた陸上男子400メートルリレー決勝、それはそれは見事なチームワークで銀メダル。
まさかこの競技でアメリカに勝てるなんて!!!!!
他にもいろいろ感動したけれど、この快挙には頭をガツンとやられた気分。
既成概念にとらわれちゃいけない。未来は分からない。
それならば、やっぱり、希望を持って生きないと。

4年後も、こんな風にオリンピックを楽しめますように。
いろんな意味で願いを込めて。
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by igiea | 2016-08-20 13:14 | | Trackback | Comments(3)
2016年 03月 01日

「海」に行って来ました

「海」に行って非日常を楽しんできました。
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割と近くに住んでいながら、行った事がなかったので・・・。
もうこの春で15周年なんですね、浦安のプチ・ベニス(笑)。

人で溢れているところ、そもそもの料金設定に怪しさを感じてしまうところ、などなど
本物のベネチアン・ゴンドラと通ずるところも多かった??

1番人気のアトラクションに乗りたいという甥っ子の為に、
伯母ちゃんは並びましたよ、200分!!
おかげでものすごい達成感が味わえましたわ♪

歩きながら頬張る「海」限定のポップコーン、美味しかったです。
もう1種類あったようで、それを試せなかったのがちょっと残念。
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by igiea | 2016-03-01 11:44 | | Trackback | Comments(8)
2013年 07月 31日

暑中お見舞い申し上げます その②

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とりあえず明日まで頑張れば、この忙しさも一段落(の予定)。
実は先月、ニースまで出かけたついでにイタリアンリヴィエラにも足をのばしておりまして。

地図で見る限りでは、ニース〜ジェノバ間なんて大した距離じゃないし、楽勝!と思いきや、直通列車がない上に、本数の少ないインターシティもゆっくり運転(あの地形では仕方ない)と、以外と時間がかかってしまったのですが、まぁ、その分美しい海岸風景を堪能できました。

真夏度MAXのポルトヴェネレで撮ったこの写真、今使わずしていつ使う?ということで、
二日連続となりますが
「暑中お見舞い申し上げます!」
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夏を楽しみましょう!
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by igiea | 2013-07-31 04:59 | | Trackback | Comments(8)
2013年 07月 12日

これぞ、南仏!

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これぞ南仏!といわんばかりの光。
北ヨーロッパの画家たちがこぞってこの地を訪れた理由が、よくわかります。
別に絵筆を持たぬ身でも、これだけインスピレーションを刺激されるのですから。

充実した一日の締めくくり、
街角のビストロでいただくサラダ・二ソワーズ(ニース風サラダ)。
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正統的サラダ・二ソワーズとは、季節の生野菜(ソラマメ含む)にツナ、アンチョビ、オリーブを添えた極めてシンプルなものなのだと、今回初めて知りました。
パリのお店などでもはや典型となっている、茹でたジャガイモ、インゲン、ゆで卵が入ったバージョンは、20世紀以降に流行した亜流なのだそうです。ほー。

サラダ・二ソワーズ、ほとんどは市販の「ツナ缶」を使っていますが、こだわって自家製のマグロのオイル煮を使うお店もあって、そういうところに出会えたらかなりラッキー。
実はデュッセルドルフにあるのですよ、とっても美味しいサラダ・二ソワーズ(少々亜流ですが、マグロがすごーく美味)を出すお店が。ニースにいながら、ふとライン川のほとりの街を懐かしく思い出しました。
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by igiea | 2013-07-12 21:46 | | Trackback | Comments(6)
2013年 05月 29日

それでも人生に然りと言う 

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ウィーン生まれの精神科医ヴィクトール・エミール・フランクルは、「ユダヤ人である」というだけの理由で強制収容所送りとなり、過酷な生活を強いられる。辛くも生き延びた彼は、極限状態に置かれた人間の精神はどのように変化し、どのような行動をとるようになるのか、何に絶望し、何に希望を見出したか、を綴った「強制収容所におけるある心理学者の体験(原題)」を世に出す。日本では「夜と霧」の邦題で知られているが、ドイツ語では次のような副題が添えられている。

...trotzdem Ja zum Leben sagen
 (・・・それでも人生に然りといわん)

「Ja」というのは英語の「Yes」に当たる言葉だが、これを訳すのが存外に難しく、ならばいっそ、
(・・・ それでも人生に「イエス」と言おう)
としてしまった方が分かりやすいかもしれない。

私が「夜と霧」を初めて手にしたのは、18歳くらいだったか・・・。
そこに描写されている世界は、目の前の自分の生活とはあまりにかけ離れていて、
どこか遠いところ、遠い遠い過去の出来事であるかのように感じていた。
何の事はない、フランクル氏はそのときまだご存命だったのだ、このウィーンの街で。

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今回、博物館の職員であり、唯一の外国人ガイド(アウシュビッツ強制・絶滅収容所博物館では、その性質上、外国語が堪能なポーランド人がガイドを務めるのを原則としているため)である中谷剛さんの案内により見学できたことはとても幸運であった。近年、イスラエルから訪れる若いユダヤ人も増えているという。
「イスラエルからの方は、ああやって、国旗を背負っていらっしゃいます。一体どんな思いでここに立っているのか・・・。」
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by igiea | 2013-05-29 16:35 | | Trackback | Comments(4)
2013年 05月 22日

ここに人はポプラを植えるのか

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5月13日の記事で紹介した写真は、
アウシュビッツ=ビルケナウ ナチス・ドイツの強制・絶滅収容所のものです。

立ち並ぶレンガ造りの建物と、ポプラの木。
周りをとり囲む有刺鉄線(当時はここに高圧電流が流されていた)がなければ、
よもやここが、あの惨劇の現場だとは到底思えない、静けさ。

ここを初めて訪れた18年前、施設の中を吹き抜ける5月の風に、どこか、のどかさすら漂うように感じられてしまうことが、とにかく衝撃だった。

もとはポーランド軍の兵舎であったものを、強制・絶滅収容所として転用し、
何百万人もの命が、何の理由もなく理不尽に消されていった場所。

建物自体が整然としていて、一種の美しさすらをも備えていることは理解できる。
もともと、強制収容所として建てられたのではないのだから。
だが、収容所となった後もここにポプラの木を植え続けていたという事実が(実際の植樹は、収容されていた人々の労働力によってなされている)、私には何よりも恐ろしく思える。

時の為政者側の頭の中に、ガス室まで設けて大量殺戮を行うことと、樹木を植えて施設の美観を保つことが、矛盾なくおさまっていたということが。

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※第2次世界大戦から数十年を経て、建物の高さより大きく成長していたポプラの木々は、訳あって数年前に若木に植え替えられました。結果、現在の風景は1940年〜45年当時の雰囲気に、より近いものとなっているのだそうです。
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by igiea | 2013-05-22 16:11 | | Trackback | Comments(6)
2013年 05月 14日

森の中のホテルにて

今回の旅の主題に入る前に、滞在したホテルについて。
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19世紀半ばに建てられた貴族の狩猟用の館を改装したもので、とにかく環境が素晴らしい。
東山魁夷画伯の描く世界そのままの風景が広がリ、
周囲を取り囲む緑の木々、聞こえるのは鳥の声のみ。
すぐ裏には小さな湖があって、早朝ほとりを散歩していたら、静寂を破って突然魚の跳ねる音が!
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猫もすごーく気に入った様子でソファでスリスリした後は、窓辺でくつろいでました。
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by igiea | 2013-05-14 19:33 | | Trackback | Comments(10)
2013年 05月 13日

Fenstertag  飛び石連休でした

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先週の木曜はキリスト昇天祭のため休日でした。
平日を挟んで休みが続く、いわゆる「飛び石連休」のことを、
オーストリアでは「Fenstertag (フェンスターターク、窓の日の意)」といいます。
休日の中にポツンと「開いている日」があるというイメージでしょうか。

ドイツでは「Brückentag(ブリュッケンターク、橋の日の意)」と呼ぶのが主流。
言葉の印象としては、休日から次の休日へ、橋をかけてまたぐといった感じがします。

呼び名はさておき、金曜を休めば4連休となるこの機会を利用し、小旅行へ。
1995年に訪れているのですが、ウィーンにいる間にもう一度、とかねがね思っていた場所です。
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そういえば18年前も、訪れたのは同じく5月。
今回と同じく、緑爽やかな季節でした。
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私が最初に訪れた時の印象に近いものが、わずかでもこの写真から伝わると嬉しいのですが・・・。

詳しくは次のエントリーで。
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by igiea | 2013-05-13 16:10 | | Trackback | Comments(4)
2013年 04月 01日

ベルリン雑感 ④

私が暮らしていた、90年代半ばのベルリンといえば・・・。

ドイツ統一から数年、ちょうど首都をボンから移す決定がなされた時期。再生に向けて動き始めたベルリンという街で暮らすこと自体がちょっとした冒険のようだった。

東西に分断されていた道路や地下鉄の復元、新しい国会議事堂や鉄道の中央駅の建設、ベルリン全体が欧州最大の工事現場と揶揄されたていたがまさにその通りで、アウトバーンなど旧東時代にメンテナンスが不十分だったインフラの再整備も含め、至る所で工事、工事、工事!

社会のソフト面でも色々な変化があり、例えば公共交通機関の料金に、旧東ドイツ市民用の割引カテゴリーがあったのだが、そういったシステムはやがて消えた。

目に見えて変化するものがある一方で、蓋を開けてみたら存外に大きかったというのが率直なところの、東と西の間に横たわる溝の問題、特に東西両市民の心理的距離が容易には縮まらないことに、人々が当惑し始めた時期でもあった。
ある日、主人(※日本人です)が東ドイツ出身の同僚と一緒に昼食をとっていると、「彼ら(旧西出身のドイツ人同僚のこと)は、我々と一緒に食事をしてくれないんだ・・・。」とさめざめと泣かれたという話を聞いたときのやるせなさは、今でもよく覚えている。

わずか2年ほどの滞在で経験できたことなど限られているのだが、あの時期に受けた影響は意外と大きかったのだな、と今になって思ったりする次第。
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ところで、最近のガイドブックでは旧東のプレンツラウアー・ベルク地区が、若者にも人気のおしゃれスポットと紹介されているので、はてさてどんなものかと出かけてみて、シンプルに驚いた。
雰囲気抜群のカフェや雑貨・食材店が点在していて、以前は取り立てて話題に上ることもない地区だったのになぁ、とその変貌ぶりにただ隔世の感あるのみ。

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「Goldhahn und Sampson」
ワインと世界各国の食材、料理本がこんな風に揃っていて、カフェも併設。
写真にはありませんが、奥にはキッチンスタジオがあって、料理教室も開催とは、まさに理想的な空間。
こんなお店に、ここで出逢えるなんて・・・。
繰り返しますが、隔世の感あるのみ。
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by igiea | 2013-04-01 16:25 | | Trackback | Comments(10)