2015年 10月 08日

サントリーホールで聴くウィーンフィル

f0122053_1194140.jpg

ウィーンから帰国してはや2年以上が経ちます。
よく「懐かしくなりませんか?恋しくないですか?」と聞かれるのですが、あまりそういう感情はありません。
というのも、頻繁に各分野の友人・知人が来日しては、ウィーンの雰囲気をしっかり伝えてくれるので・・・。
先日も、有り難い事にウィーンフィルの来日公演にご招待いただき、懐かしい音色に浸ってきました。
サントリーホールでウィーン・フィルを聴くのは初めて!でしたが、楽友協会ホールとは全然違う音の響きに、「ほぉー。」と唸ってしまいました。サントリーホールの方が響きがクリアーでスパッと音が抜けるので、スマートな印象(あくまで自分比です)。
確かにベルリンのフィルハーモニーと似ていて(というか、サントリーホールを作る際にそこを参考にしたという話ですので、当然ですが)、強いて言えば私はこちらの方が好きかなぁ、と。

プログラムは全てモーツァルト。アンコールで「フィガロの結婚」の序曲が流れ始める頃には、心はすっかりウィーンに飛んでいて、逆にすごく懐かしくなりました。
在住時、よく通っていたのが国立オペラ座3€の立ち見席。「序曲だけ聴いて帰ってもペイしてる」などと豪語していたものです。何という贅沢(笑)。

コンサートマスターは、本来ならば昨シーズンで引退のはずだったライナー・キュッヒル氏。後任が決まらず任期が延長されたおかげで、キュッヒル氏率いる演奏をもう一度聴く事ができたのが、とても嬉しかったです。世代交替は必須、時代の流れで仕方ないとはいえ、40年以上ウィーン・フィルの顔として活躍されていたのですから、去られてしまうのはやはり寂しいです。(12月の再オーディションでも決まらず、もう1年延長するんじゃないの〜? なんて声もありますが)

ただ、今回のウィーン・フィル日本ツアーで、一番ラッキーだったのは4日の公開リハーサルを聴けた人たちだと思います!(もちろん私も応募してましたが、抽選漏れでダメだった)
小沢征爾氏が、サプライズ登場してエグモント序曲を振ったのだそうです!!
で、これが本当に本当に本当に凄かったらしい。
小沢氏も今年で80歳ですが、また舞台上で元気な姿を見せて下さることを、切に願う次第です。
[PR]

by igiea | 2015-10-08 11:22 | Wien | Trackback | Comments(5)
トラックバックURL : http://igiea.exblog.jp/tb/24549910
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by M at 2015-10-08 14:34 x
ウィーンフィルを聴きに行かれたんですね。
日本に居ながらウィーンを感じられているのは、いいですね。
懐かしい音色を聴きながら、ウィーンを思う、贅沢なひとときです!
Commented by みきたろう at 2015-10-08 15:19 x
東京には良いホールがたくさんありそうですね、
大阪のシンフォニーホールは横幅のわりに天井がたかくて舞い上がるような音だった記憶が…良かったです
あと室内音楽は穴場の会社の近所 京都国立博物館だったのですが今は演奏会しておられないようです…残念
やはり音楽は記憶を蘇させられますね^^
Commented by igiea at 2015-10-13 00:30
Mさま
日本という国は、本当に世界中の色んなことを体験できるところだとつくづく・・・。モノもたいてい入手できますし。
好奇心旺盛で、関心が外に開かれているからでしょうね。時には圧倒される事もありますけれど。
ウィーン、しばらく行かなくていいかな、と思ってましたが、妙に懐かしくなってしまったのは音楽の効果でしょうか?
Commented by igiea at 2015-10-13 00:34
みきたろうさま
京都国立博物館で演奏会が開かれていたんですね。それは穴場です!
それにしましても、東京(首都圏)のホールの充実ぶりは確かに凄いですね。どこも、フルコンサートピアノがありますし。
ウィーンって、ホールの数もさることながら、きちんんとしたグランドピアノを備えているところはそんなに多くないんですよ。日本は本当にすごいです。
余談ですが、学校に全てに、当たり前にプール設備があるというのも、何気にすごいことだと思います。ニッポン。
Commented at 2015-10-26 01:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


<< ミャウゼ2015  ありがとう...      ウィーン国立オペラ座 幕間の味を再現 >>