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2012年 08月 08日

文学大国、アイルランド

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バスターミナルに近い、という理由だけでホテルの予約サイトから適当に選んで決めた、ダブリンの宿。チェックイン時に、そこが小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が幼少時代を過ごした住居だったと知って、ちょっとびっくり。
その後立ち寄ったベルファストが、子供時代に夢中になって呼んだ「ナルニア国ものがたり」シリーズの作者、C.W.ルイスの出生地だというのも初耳。(失礼ながら、ルイスがアイリッシュだとは知りませんでした。国籍としてはイギリス人ということになるのでしょうし・・・。)

キリスト教文化とケルト文化が融合しているアイルランドでは、今も精霊や妖精を信仰する習慣が強く残っており、それは八百万の神を信仰している日本人の精神と、何か通じるものがあるような気がします。あるいは、ルイスの壮大なファンタジーも、アイリッシュの文化が背景にあって生まれたものなのだったのかな、と。

北海道とほぼ同じ大きさのアイルランド島。同民族、同文化であるにも関わらず、国家としてはアイルランドと北アイルランドに分かれていて、北アイルランドはイギリス(U.K)に属しているという、政治的にはかなり複雑な状況です。
ダブリンを首都とするアイルランドの通貨はユーロで、ベルファストを中心とする北アイルランドの通過はポンドなので、ダブリンから北上した際に知らないうちに国境を越えていて(国境審査なんてものはありません!ここが国境、という標識すらあったかどうか怪しい。)、バスを降りたらいきなり通過がポンドの世界に変わっていました。といっても、北アイルランドの観光スポットは、ユーロでも支払い可能なことが多く、タクシーも気持ち多めにチップ分を上乗せすれば、快くユーロでの支払いを受け入れてくれましたが。

考えてみればダブリンは海に面した港町でもあり、よって魚も美味しかったのでありました。
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by igiea | 2012-08-08 21:58 |


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