2012年 07月 13日
友人夫婦がパリ11区にて、Bistrot Le sont l'Y Laisse (ビストロ ル ソリレス)をオープンしたのは昨年10月のこと。「行かねば!」と思いつつ、なかなか叶わなかった願いがようやく実現しました。 前オーナーから引き継いだ店名「Le sont l'Y Laisee」は、直訳すると「愚か者はそれを残す」という意味。何やら挑戦的な響きがありますが、実は、鶏など家禽類の腰骨の凹みにある美味しい肉の部位を指す料理用語です。1羽につき2個しかない貴重な部位なのですが、それを知らない人は鶏を丸ごと解体する際に、鶏ガラと一緒に切り落として捨ててしまうことから、こう呼ばれるようになったとか。 そんな店名に込められた本当の願いは「美味しいもの好きが知る店」であること。地元に馴染み、暮らしの一部になるようなビストロを目指している、とは土井原オーナーシェフの弁。箱根「オーベルジュ・オー・ミラドー」、パリ「Hiramatsu」を経て、フランス料理界の巨匠ポール・ボキューズ氏の正統なフランス料理を任された代官山「メゾン・ポール・ボキューズ」で料理長を務めていた彼の料理は、シンプルな中にも様々な要素が凝縮された、上質な味わい。マダムAkikoのサービスによる家庭的な雰囲気のなかで、肩肘張らずに本格的なお料理をいただけて、もう最高にシアワセでした。 ー前菜 自家製フォアグラのパテ、季節のフルーツとコンフィチュール添えー ルバーブの甘酸っぱさが濃厚なフォワグラとぴったりで、唸る美味しさ。濃厚なフォワグラを夏にいただくにあたり、最高の一皿でした。 一回の投稿ではまとめきれないので、続きはまた次回に。
by igiea
| 2012-07-13 20:56
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