2012年 04月 18日
そもそも、どうしてモロッコへ行こうと思ったのか? その理由は至極単純、 ずばり、本場のクスクスを食べてみたかったから。 Couscous /クスクスは、スムール粉(硬質小麦を粗く砕いたもの)から作る粒状の食べ物で、世界最小のパスタ、と言われています。 もとは北アフリカの料理ですが、この地方からの移民が多いフランスでもすごくポピュラーな存在で、ごく普通にビストロのメニューにあったりしますし、スーパーではクスクスの缶詰(調理済みで温めるだけでOK)も売られています。 パリでスパイシーなラム肉のクスクスを食べて感激したのは、かれこれ15年くらい前でしょうか。 その後、アフリカの影響が強いシチリアにて、魚介のクスクスに出会ってしまい、クスクス好き度は増すばかり。いつの日か本場で食べてみたい!とずっと思っていたのです。 という訳で、モロッコ旅行での最重要事項はこれでした。 蒸したクスクスの上に、野菜を放射状に並べて供されます。これを各自取り分け、そこにスープをたっぷりかけていただくのです〜。 この日はチキンを煮込んだスープでしたが、ラム肉の場合もあるし、野菜だけの場合もあります。 モロッコのクスクス、予想していたよりスパイス使いが控えめで、とても優しい味でした。スパイスは素材によって使い分けることが肝心で、一つの料理にいたずらに何種類も使わないのがモロッコ流のようです。 クスクスと言えば、HARISSA / ハリッサ(フランス語ではアリッサ)という唐辛子ペーストを添えるのが定番ですが、モロッコのハリッサは液体状で辛みも控えめ、これまた意外でした。 モロッコ旅行中、飽きもせず実に4回もクスクスを食べましたが、どれも素材(とくに野菜)の風味を生かした穏やかな味付けで、「クスクスはスパイシーなもの」という概念を覆されてしまいました。 こうなると、北アフリカの他の地域、例えばチュニジアあたりはどうなんだろう?と気になっております。
by igiea
| 2012-04-18 22:14
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