2011年 08月 19日
イタリアに入国し、ガソリンスタンドに立ち寄ると・・・、おお、給油エリアに従業員がいる! ヨーロッパのスタンドはセルフ式で、オーストリア(ドイツやフランス、ベネルクスも同様だったと記憶)の場合、店舗の中に会計担当の従業員がいるだけで外は無人のところがほとんどなので、この光景はちょっと新鮮です。 何だか日本みたいだな〜、と一瞬思いましたが、「いらっしゃいませ!」の一言もなければ(そもそも店側から客に挨拶する習慣がない)、フロントガラスを拭いてくれる訳でもありません。間違っても「こちらお使いになりますか?」と車内掃除用のクロスが差し出されるなんてことはなく、ただそこにいるだけ(笑)。一度だけ、給油を手伝ってくれたことがありましたが、残りは何もナシでした。 となると、彼らは一体何の為にいるのか??? ガソリンの「入れ逃げ」防止以外の理由が思い浮かばないのですが、イタリア事情に詳しい皆様、いかがなのもでしょう。 イタリアのガソリンが高いのは、単にこの人件費分が上乗せされているから??? ちなみに8月初め時点でのレギュラーガソリン価格/1l当たり、こんな感じでした。 オーストリア(ウィーン市内) 1.35ユーロ ドイツ(ミュンヘン郊外) 1.55ユーロ イタリア(南チロル) 1.66ユーロ 結構違いますよね。 もともとオーストリアはガソリンが安い事で定評があるんですが、それは一般スタンドの場合で、高速道路パーキングエリア内での価格は、全て20セントくらい高く設定されてます。 ドイツでは絶対成り立ちそうにないシステムがさらりと存在するあたり、オーストリアも侮れません。 ガソリン価格が低く抑えられているのは、それにかかる税率が低いのが主な理由ですが、全体を見るとクルマを優遇する社会構造ではないように思います。 一例ですが、オーストリアでは新車を購入する際、通常の消費税19%に加え、NOVAという一種の新車購入税がかかってきます。その税率何と16%!!車体価格200万円のクルマに、税金分として70万円が加算されるんですから、なかなかすごいことです。 クルマを自国生産していないからこそ導入できる、この大胆な税。ドイツや日本では絶対無理かと・・・。
by igiea
| 2011-08-19 17:06
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