2011年 05月 12日
日本に一時帰国中、時間をみつけてはカフェへ足を運びました。 自家焙煎のお店などはどこも美味しく、コーヒーの味だけに限るとウィーンは劣勢かも!?、というのが率直な感想です。 しかしながら、全体の佇まいや雰囲気など、トータルで「カフェ」というもの(ウィーン風に言うならKaffeehaus/カフェハウス)を評価すると、やっぱりウィーンはすごい。 旧市街全体が世界遺産に指定されているウィーンですが、そこに「伝統的カフェハウスに流れる空気」なる項目を加えてもいいんじゃないか、と思うのですが・・。 どんな時間帯に、どんな寄り方をしてもOK。 一人でも、大人数でも、飲み物だけでも、中途半端な時間に食事がしたいときも。 コーヒー1杯だけで思いっきり長居をしても、大丈夫。 心地よく放っておいてくれる感じが、とてもウィーンっぽく。 典型的ウィーンっ子で、文字通りカフェに入り浸っていたという作家、ぺーター・アルテンベルクの「Kaffeehaus」という詩の中に、こんな一節があります。 あれやこれやとトラブル続きなら、カフェへ! もっともらしい口実をつけて彼女はやって来ない、そんな時はカフェへ! 倹約に倹約を重ねても何も好転しない、だったらカフェへ! もう死んでしまいたい、そんな思いに襲われたら カフェへ! (Peter Altenberg Kaffeehausより) 不遇の時代が長く、金銭的にも大変だったと伝えられているアルテンベルク。 常連といっても支払いはツケばかり、果てに自分のコーヒー代を他のお客にたかっていたとか! にも関わらず、カフェは彼に居場所を提供し続けます。死ぬまで、いえ、正確には死んだ後も。 アルテンベルクに挨拶したくなったなら、カフェ・セントラルへ! Café Central Ecke Herrengasse / Strauchgasse 1010 Wien U3 Station Herrengasse Tel: (+43.1) 533 37 64 - 26
by igiea
| 2011-05-12 21:16
| カフェ
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