人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ウィーン散策 Lustiger Spaziergang in Wien

igiea.exblog.jp
ブログトップ
2011年 04月 17日

アウガルテン マリア・テレジアシリーズ

アウガルテン マリア・テレジアシリーズ_f0122053_16283363.jpg

日本のセミナーでも使用してご好評いただきましたが、私自身もすっかり魅了されてしまったのがAUGARTEN(アウガルテン)のコーヒーカップ。ヨーロッパで2番目に古く、ハプスブルク家御用達として発展してきたウィーンの釜です。生産量が少なく、オーストリア国外で目にすることは稀なので、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。
実際に手にしてみると、その薄さ、軽さ、繊細さに驚きます!ウィーンの伝統にしたがい、コーヒーカップは一回り小さめに作られているのが特徴。デミタスカップも充実しています。
重厚で格調高い印象のマイセン釜とは対照的な、優美で軽やかな使い心地。
ドイツ=マイセン=ベルリンフィル
オーストリア=アウガルテン=ウィーンフィル
という感じで、見事にお国柄というか、それぞれの雰囲気を体現してます。

数あるデザインの中から選んだのは、定番ともいえる「マリア・テレジア」シリーズ。
狩猟の館をイメージしたという深い緑色で描かれた花々が、ハプスブルク家を代表する女帝の名を冠しているのは、少し意外な気もします。

ところで、ウィーンのカフェハウスにおいて、「マリア・テレジア」といえば、コーヒーにオレンジリキュール(コアントローやグラン・マルニエなど)を加え、ホイップクリームをのせたバリエーションコーヒーのこと。こちらも定番で、たいていのお店のメニューにあります。オレンジとコーヒーの相性は抜群、少し肌寒い日などにおすすめです。

写真は、偶然見つけたオレンジ風味の卵リキュールで作ったオリジナルコーヒー。
カスタードソースを思わせる卵リキュール(Eierlikör)のまろやかさと、オレンジの華やかな風味がマッチして、かなり美味しいんです!!
このリキュールについては、次回詳しくお伝えします。

by igiea | 2011-04-17 16:28 | お気に入り


<< 猫の置物 MICHAN      日本への架け橋 >>