2011年 04月 17日
日本のセミナーでも使用してご好評いただきましたが、私自身もすっかり魅了されてしまったのがAUGARTEN(アウガルテン)のコーヒーカップ。ヨーロッパで2番目に古く、ハプスブルク家御用達として発展してきたウィーンの釜です。生産量が少なく、オーストリア国外で目にすることは稀なので、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。 実際に手にしてみると、その薄さ、軽さ、繊細さに驚きます!ウィーンの伝統にしたがい、コーヒーカップは一回り小さめに作られているのが特徴。デミタスカップも充実しています。 重厚で格調高い印象のマイセン釜とは対照的な、優美で軽やかな使い心地。 ドイツ=マイセン=ベルリンフィル オーストリア=アウガルテン=ウィーンフィル という感じで、見事にお国柄というか、それぞれの雰囲気を体現してます。 数あるデザインの中から選んだのは、定番ともいえる「マリア・テレジア」シリーズ。 狩猟の館をイメージしたという深い緑色で描かれた花々が、ハプスブルク家を代表する女帝の名を冠しているのは、少し意外な気もします。 ところで、ウィーンのカフェハウスにおいて、「マリア・テレジア」といえば、コーヒーにオレンジリキュール(コアントローやグラン・マルニエなど)を加え、ホイップクリームをのせたバリエーションコーヒーのこと。こちらも定番で、たいていのお店のメニューにあります。オレンジとコーヒーの相性は抜群、少し肌寒い日などにおすすめです。 写真は、偶然見つけたオレンジ風味の卵リキュールで作ったオリジナルコーヒー。 カスタードソースを思わせる卵リキュール(Eierlikör)のまろやかさと、オレンジの華やかな風味がマッチして、かなり美味しいんです!! このリキュールについては、次回詳しくお伝えします。
by igiea
| 2011-04-17 16:28
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