2011年 02月 20日
創業1900年。トリエステに住んでいた文豪ジェイムズ・ジョイスもよく来ていたというお菓子屋さん、「PIRONA」。 その佇まいからして、往時の雰囲気をよく伝えていると思われます。 とてもこじんまりした店内。お菓子の並ぶガラス製ショーケースがカウンターも兼ねていて、エスプレッソを立ち飲みするついでに、お菓子もちょっとつまみ食い、という感じです。 そんなスタイルに合わせてか、一口サイズのお菓子がたくさん並んでいました。 この店の名物は、ジョイスが好きだったプレスニッツというお菓子。ナッツとドライフルーツのペーストを甘さ控えめの生地でくるみ、香ばしく焼き上げてあります。 ウィーン菓子に、ヌスボイゲルというよく似たお菓子があり、創業当時ここがオーストリア領だった影響がうかがえます。 カプチーノ(お店のメニューではカフェ・ラテとなっていました)を、こういう小さなグラスで飲むのがトリエステ流なのだそうです。 平たいスプーンが、なんともいい表情でした。 土曜日に行って感激したので、次の日も覗いてみてびっくり! 鮮やか&華やかなこと! 聞けば、日曜日ならではのお菓子がたくさん登場するそうなのです。 野いちごのタルトレット、プチシュークリーム、ミルフィーユ、ドボシュトルテ(薄いビスキュイとチョコレートのバタークリームを重ね、一番上の生地をキャラメリゼした、ウィーンを代表する菓子)まであります。 右上のお菓子は、クラプフェン・コン・パンナ。これが運ばれて来たときは既に色々食した後だったのでさすがに手が伸びず・・。今思い出して、すごく悔やんでます。どうして買ってこなかったのかと。帰りの道中で食べるチャンスはいくらでもあったのに〜。 その後も、続々と。 お馴染みのクラプフェンも登場。ウィーンと同じ、杏のマーマレード入りでした。 日曜日はハレの日、というのを実感させてくれた「PIRONA」。 こんなお菓子をつまみつつ、朝から軽くスプマンテで乾杯、何ていう贅沢もいいですね。 もう一度行きたいお店です。 PIRONA Largo Barriera Vecchia 12 Trieste tel 040 636 046
by igiea
| 2011-02-20 23:24
| 旅
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