2010年 11月 20日
ピエモンテ旅行で、白トリュフと並んで楽しみにしていたのが、カンティーナ(ワイン醸造所)訪問。 滞在ホテルに相談したり、食事をしたレストランでおすすめを紹介してもらったり、と現地に入ってからの直前手配でしたが、いくつか見学することができました。 ピエモンテ地方の地酒に過ぎなかったBarberaを、広く海外でも名を知られる存在にまで育てあげた「 Braida」。 「神の雫」の十二使徒に選ばれたことでも有名な「Luciano Sandrone」。 そして伝統的な製法を静かに守るバローロの名門「Cavallotto」。 特に意図した訳ではないのですが、結果として三者三様、背景も製法もキャラクターも全く異なるカンティーナを訪問し、ピエモンテワインの多様さを垣間見ることができました。10月下旬という忙しい時期の直前アポであったにも関わらず、どのカンティーナにも丁寧に対応していただき、本当に感謝しています。 ワインは好きなのですが、あまり詳しくないので、一番印象に残ったCavallottoでの感想を簡単に。 バリックが主流となりつつあるバローロにおいて、伝統的な大樽造りを守る数少ないカンティーナの一つ。試飲してみると、どのワインも素直で優しい口当たり、香りや味わいは豊かなのに、するっと自然に喉を通ります。説明して下さったジュゼッペさんは、本当に熱心で誠実な方。ちょっとトンチンカンな私たちの質問に対しても、とても丁寧に答えてくださいました。 原料となるネッビオーロ種の葡萄は、ちょっとした標高や日当りの差で大きな違いが出てしまう気難しい品種で、日光がしっかり当たる南西に面した丘が栽培に最適だそうです。太陽が沈んでしまう前に、と急いで案内してくれたご自慢の葡萄畑。小さな丘が連なる地形を目の前にし、細かく畑の等級を分けている理由がわかりました。 夕日をいっぱいに浴びて黄金色に輝く畑を、愛犬をつれたご両親がお散歩中でした。愛犬の名前はブリッキー。最高品質のバローロを産出するこの畑と同じです。 ブリッキー、とても美味しいワインだったよ、ありがとう! また君に会いにきたいな!
by igiea
| 2010-11-20 20:20
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