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2010年 11月 05日

ピエモンテの美味  アニョロッティとパンナコッタ

ピエモンテ料理、といってもあまり具体的なイメージは浮かばず、殆ど出たところ勝負で臨んだのですが、どこで何を食べても美味しく、こんなにハズレのない旅も珍しかったなと。
暗くて撮影をあきらめたり、撮ったけれどピントがあってないもの、食べるのに夢中でとり忘れた品もありますが、印象に残ったものを少し紹介します。
ピエモンテの美味  アニョロッティとパンナコッタ_f0122053_0585057.jpg

Asti郊外の小さな村にあるトラットリア、「i Bologna」
こちらの厨房を取り仕切るのは日本人シェフ、小林さん。といっても、お料理はピエモンテの郷土料理そのもの。使っている素材は、基本的にお店から半径5km以内でとれたもので、特別な素材を取り寄せるのではなく、村の人たちがごく普通に使っている素材をいかに美味しく供するか、に心を砕いていらっしゃるそうです。そういえば、白トリュフもすぐ近くで採れたって言ってましたね・・・。
ドイツのグルメ誌Der Feinschmeckerの最新号で紹介されていた影響か(?)、あちこちのテーブルからドイツ語が聞こえてきました。(後で駐車場に停められている車のナンバーを見てみたら、南ドイツ、スイス、オーストリアナンバーがずらり!でした。)





メニューは45€のプリフィクスのみ。この日は前菜3品、プリモ(パスタ3種類から選択)、セコンド(肉料理がほとんど。4種類から選択)、チーズ、デザート(こちらももちろん選択)の構成でした。希望すれば別料金で白トリュフをプラスしてもらえます。
ピエモンテの美味  アニョロッティとパンナコッタ_f0122053_174320.jpg
仔牛肉のツナソース添え 
ピエモンテの美味  アニョロッティとパンナコッタ_f0122053_181636.jpg
アニョロッティ パスタの滑らかでありながらコシのある食感に驚き、豚・牛肉のいろいろな部位を赤ワインとハーブで煮込んだという詰め物が深い味でまたまた驚き!てっきり特別な肉(鹿肉とか)を使っていると思ったほどでした。病み付きになる味です。
ピエモンテの美味  アニョロッティとパンナコッタ_f0122053_194396.jpg
本日のメイン、ごくごくシンプルに白トリュフのせ目玉焼き。この薄さが香りをよりふくよかにしてます。そしてこの量!卵と白トリュフ、最強の組み合わせかも。
写真はありませんが、ウサギのレバー、バルサミコソースも、ガツンとくる味でした!
ピエモンテの美味  アニョロッティとパンナコッタ_f0122053_1102931.jpg

そしてデザート。考えてみれば、パンナコッタはピエモンテのお菓子でした。
今まで食べた中で一番、といっても過言ではないかもしれません。カラメルソースの苦味とクリームのコクがたまらない・・・。そして絶妙のやわらかさ、これぞ理想のパンナコッタ。
バニラビーンズは欠かせない!と思い込んでいましたが、そんなことはなかったのですね。

お料理はもちろんですが、小林シェフから色々なお話を伺うことができたのもよかった!
できることなら、違う季節にまた訪れてみたいです。

Trattoria i Bologna

Via Nicola Sardi, 4 - 14030 Rocchetta Tanaro (Asti)
Tel: +39 0141 644600 - Fax: +39 0141 644105

by igiea | 2010-11-05 01:10 |


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