2010年 08月 22日
毎年7月下旬から8月いっぱい、ザルツブルクは音楽祭で賑わいます。 街のあちこちで、いくつもの演劇やコンサート、オペラが上演され、着飾った紳士淑女(この表現は決して誇張じゃございません)の皆さまが会場近くで談笑している様子はまさに「夏の社交界」。 メイン会場である祝祭劇場近くのショーウインドーに、可愛らしい舞台セットの模型が飾られていました。 堪能してきたのはこちらの演目。 AM 11:00 Morzart Matinee @ Mozarteum PM 18:00 DON GIOVANNI @ Haus Fuer Mozart 昼・夜2本立て。会場名までモーツアルトづくし。 それに加え、立ち寄ったカフェ Tomaselli はモーツアルトの妻コンスタンツェが再婚後住んでいた建物で、何気なく散歩したザンクト・ペーター墓地(St.Peters Fridhof)にはモーツアルトの姉が眠っているということを後で知り、何から何までモーツアルト!の一日となりました。さすがはザルツブルクです。 とにかく有名なこの音楽祭。チケット入手はもちろん、ホテル確保も困難を極めるのでは?と、ずっと二の足を踏んでいました。手元にある少し古いガイドブックには、半年前には予約を、とか、その時期ホテルは高騰する、とかありますし。ところが、実際に手配を始めてみると・・・、ネット恐るべし、どちらもスムーズに進んで嬉しいやら拍子抜けするやら。特にホテルは供給が増えているのか、ペット可、無料駐車場有、会場まで徒歩で行ける等の条件をつけても、100€前後から選択の余地がありました。 肝心要のチケットですが、特にこだわりがなければ、直前でも何かしら取れるようです。今回は、公演の約10日前に音楽祭サイトで購入し、直接オフィス窓口に出向いてピックアップしました。時間に余裕があれば自宅に郵送してもらうこともできます。 既に売り切れの公演も、ウィーンやザルツブルク市内のプレイガイドで取り扱っていることがあります。30%ほど手数料がかかってしまいますが、掘り出し物が残っていることも・・・。実はオペラはこちらで購入しました。300€前後の席が主流のところ、見つけた席は85€。割安なのは「ちょっと難アリ」だから。今回はとにかく雰囲気を味わうのが目的でしたし、演目のドン・ジョバンニは設定が現代、主役が麻薬中毒という演出で、以前ウィーンで上演されたときは、かなり評価が分かれたとの噂だったので、この「ちょっと難アリ」席はなかなかウェルカムでした。服装に関しても、少し気楽になりますしね。ちなみにこの席、観るには問題ないのですが、シートがバーカウンターによくあるような高さのもので、落ち着いて座ることができない、というカテゴリー(1.Rang Seite )です。 今回、少しばかりの不安と緊張を伴って足を運んだザルツブルク音楽祭でしたが、楽しかった!コンサートやオペラそのものはもちろんですが、街中の雰囲気や、華やかに装うことも含め鑑賞する行為そのものを楽しむ人たちと共有するお祭り気分が心地よく、来年もまた来たい、とごく自然に思わせる魅力があります。 そう、また来年!次は早めの手配を誓って・・・。
by igiea
| 2010-08-22 04:35
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