2010年 08月 17日
オーストリア、ハプスブルク帝国実質最後の皇帝、フランツ・ヨーゼフが毎夏過ごしたという保養地、バード・イシュル(Bad Ischl)。往時は皇帝にならって貴族らもつめかけ、シュトラウスやブラームスもこの街にちなんだ曲を書いているというだけあって、こじんまりしているけれど瀟洒なVillaが立ち並び、どことなく華やいだ雰囲気です。 お散歩したり、読書をしたり・・・・・。のんびり過ごすのにぴったりです。 ここのレアチーズケーキ(Topfenoberstorte)が最高に美味しかった!これぞチーズケーキという、理想の味です。上に飾ってあるビスキュイの薄さといい、洋ナシのコンポートを仕込んであるあたりといい、うなってしまう完成度。さすが皇帝御用達。他のお菓子もレベルが高く、今まで訪れたウィーン菓子店のなかではここがベスト!まあ、この素敵なロケーションが、印象UPに一役買ってはいるのでしょうけれど・・・。 街を抜けて10分ほど歩き、Ishl川を渡ったところに、皇帝が滞在していた「kaiservilla」があり、ガイドツアーで内部を見学できます。 向かいには森が広がり、狩猟が趣味だった皇帝には願ってもない環境。毎朝3:30に起床し、山歩きをして体を鍛えていたそうです。 「シシィ」の愛称で親しまれている皇后エリザベートが同行したのは最初のうちだけだったということですが、彼女にまつわる展示品やエピソードも多く紹介されています。彼女が美容体操に励んだ部屋には大きな合わせ鏡が残されており、ひざ下まであった豊かな髪を洗うのは丸1日がかりで、卵黄とコニャックとローズウォーターを混ぜ合わせた特製シャンプーを使っていたこと等々・・・。スイスを旅行中、暗殺者の刃に倒れたシシィの枕元にあり、訃報とともに皇帝に届けられたというクッションも、このヴィラの礼拝堂に展示されています。
by igiea
| 2010-08-17 18:56
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